アインシュタイン河井さんのトークライブ@ルミネtheよしもと。劇場にいきました。
声、枯れるまで。
アインシュタイン河井さんが3か月に1度開催されるひとりで1時間のトークライブ。
河井さんの登場とともに静かにしっとりはじまります。
前回のお約束どおり夜帯で、いつもより席数の多い会場で開催されました。
ポスターのはなし
今回からポスターがかわりました。
おじいちゃんの病室で撮影した、誰ひとり笑っていない河井家の家族写真が使われてます。
ポスターデザインは通常依頼して最短でも2~3日、普通1週間はかかるそうです。
それが今回は家族写真の画像を送って1~2時間でアップ!
デザイナーの方にお礼を言うと、写真見てすぐイメージが浮かんでとりかかれたとのこと。
是枝監督の「万引き家族」のイメージで作られたそうです。
万引き家族 通常版DVD [ リリー・フランキー ]
だからロゴが手描き風の書体なのね。
11/26~29のはなし
26日(火)番組アンケート「いいチームの日にチームでやりたいことないですか?例えば『ビリビリ椅子のゲームがしたい』とか『ゆずるさんの誕生日が近いからお祝いしたい』とか」に回答してオンエアされたラヴィット!
昨年誕生日(11/28)に大々的にお祝いしてもらったから今年は何もないだろうと思ったものの、もしかしたら?…と集中できないまま2時間過ごして何もなかった。
27日(水)23時から1時間ほどプレハブチャンネル(YouTubeチャンネル)の生配信がありました。
28日になって最初に連絡をくれた後輩ちゃんに早めのお年玉1万円をプレゼントしようという話になりました。
日付がかわると、ゆにばーす はらさんからお祝いのLINE。
何も知らないハイテンションのはらさんに「1万円さしあげます」と電話して「ゆずるさん、人脈はお金じゃないですよ」とか言われる河井さん。
事情説明して電話を切った直後はらさんから音声ファイルが届き、開いてみると「イェ~~~~イ!」という喜びの声。
翌日Instagramに「日付かわってすぐ1万円あたった!!!!!!yeahhhhh!!!!!」ってはらさんのハイテンションストーリーがあがってたそうです。
「Okuruuta YUZU」が貼ってありましたが、河井さんは「何かのメッセージなんでしょうかね?」と意味がわからない様子でした。
「贈る詩」はゆずの誕生日ソングですが、ゆずファンしか知らないと思う。
贈る詩
28日(木)仕事をして家に帰る、平日中の平日。
横断歩道で小学生に絡まれたり、ギャルに「初老じゃ~ん」と言われたりしたそう。
29日(金)とろサーモン村田さん紹介のとんでもない占い師にzoomで占ってもらう。
河井さんのことを全くご存じない占い師さんに名前だけ言って母、弟、友人の写真を送って30分間。
第一声「あなた、アメリカ好きでしょ」って言われたそうです。
客席大笑い~。
河井さんは前世アメリカ人で、兵隊にいって拳銃で撃たれたことが原因で亡くなったそうです。
貧しい母子家庭で育ったけれど、従軍したことでお母さんの生活が安定。
撃たれて入院中に看護師の韓国人女性と恋仲に。
お母さんの写真を見て、「前世のお母さんもこの方です」と言われたそうです。
客席は「へぇ~~~~!」と沸いてました。
なんでそんなことがわかるの。
口外したことがなかったけど、河井さんは子どもの頃から拳銃で撃たれる夢をよく見る。
なぜか初めて韓国に行ったとき雷に打たれたような感覚があり、それ以降とても落ち着く場所となっている。
今回占い師に言われたことで、河井さんの中で点と点が繋がる部分があったそうです。
「友人の写真」の友人は藤崎マーケットトキさん。
占い師が「この方、音楽の仕事されてますか?」とおっしゃる。
「音楽関係や、リズムがどうとかっていう仕事で大成します」とのこと。
リズムって…ラララライ…リズムネタのこと?
なんでそんなことがわかるの。
最後に何か聞いておきたいことは?と言われた河井さん、「あの…結婚…」といいかけたら
「ああ、ないない」って言われたそうです。
残念!
ダイアログ・イン・ザ・ダークのはなし
河井さんは全盲のピン芸人・濱田 祐太郎さんと話をすると、「何かできることがないかなぁ」と思うそうです。
とはいえ、晴眼者には肌感で盲目の方のことがわからない。
そんな時、全盲の方の生活を体験できるダイアログ・イン・ザ・ダークというのがあると知って参加したそうです。
全く光のない暗闇の中をアテンドしてくださるのは全盲のスタッフ。
6人一組で、白杖の使い方や床に落としたものの拾い方など日常生活でのルールなどを学び、ちゃぶ台に辿り着いてお茶を飲むまでで90分。
暗闇の中では距離感も時間も何もわからないから声をかけあって行動するそうです。
ちゃぶ台にたどり着くと、お茶をしながら全員でハート型の立体パズルを組み立てます。
自分が持っている一片がどういう形でどこにはめるのか、全然わからない。
河井さんが「これ、どこですかね?」と掴んでたピースは年配の女性のヒジだったんだって。
全メニューが終わって戻った部屋の豆球ひとつをものすごく明るく感じる、とても勉強になる体験だったそうです。
おばあちゃんのはなし
神保町漫才劇場に所属しておられた77歳のピン芸人である「おばあちゃん」。
河井さんはずっと彼女のお話がきいてみたいとおもっていたそうです。
ついにエルフ荒川さんの紹介でおばあちゃんと食事に!
おばあちゃんは38歳でステージ4の癌を宣告され、治り、大学に行き、卒業後舞台を勉強するためNSC(24期)に入学し、ネタで勝ち上がって神保町漫才劇場所属となり、劇場を落ちた今も元気にピン芸人しておられます。
お寿司を食べながら興味深い話をきかせてもらい、帰りがけ女将さんに「お母さまでいらっしゃいますか?」ときかれたので「いえ、おばあちゃんです」といったところに本人が
「お世話になっております。6年目のおばあちゃんです」
と自己紹介したというわけのわからない話もありつつ…。
おばあちゃんを劇場までレンタカーでお送りし、おせんべいもらって別れたそうです。
三幸製菓 新潟仕込み 香ばし醤油味 粒ごと製法 超特選醤油40%使用 うす焼せんべい 30枚入×4袋
スクリーンに映った、おせんべい越しのおばあちゃんの顔が独特でした。
よくみると小さ~く笑っておられました。
能登のはなし
1日休みがあったので、気になっていた能登ボランティアに行ったそうです。
「1日ぐらい行ってもなぁ」とか、「宿泊費・交通費を募金に回した方がいいのかなぁ」と思っていたけれど、行ってみないとわからない!と。
同期の川西さんや笑福亭笑利さんが先に行っていたので話をきいて準備。
仕事後21時頃金沢に着き、翌朝6時40分に集合してバスで現地に。
震災+豪雨の被害でまだまだ現地は大変な状況で、ボランティアの数もお金も全然足りていないそうです。
当初はプライバシーが…とかで写真禁止だったものの今やニュースにもならないし、できるだけ撮影して拡散してほしいとのこと。
国道沿いの被災写真がスクリーンに映りました。
この30年ぐらい、あちこちで災害が起こるのでこういう景色が珍しくなくなりました。
こんなことに慣れてはいけない!
そしてボランティア時の注意事項「被災者との立場の違いを明確にする言葉は慎む」もスクリーンに。
「がんばってください」「たいへんですね」などは禁句だそうです。
よかれと思っても言われる方は嫌ですよね。
ボランティアにきているのは50代、60代ぐらいの男性が多いとのこと。
時間的・金銭的に余裕のある年代の人ってことなのかな。
河井さんは軽トラに若い子乗せて輪島塗の工場へ行き、地下にたまった土砂を運び出す作業を担当したそうです。
お笑い好きの若者二人が慕ってくれて、河井さんは親鳥みたいになってた様子。
排水溝のにおい漂う暗い地下から土砂をバケツリレーで地上に運びだす。
作業中メンバーに一体感が生まれ、「声出して行こう!」って夢中で作業するそうです。
1日しかいけなかったから偉そうに「興味持ってください」とは言えないけれど、「焼け石に水」だとしてもちょっとでも水かけないと石は冷えないので、募金でも情報拡散でも、興味を持っていただけたらと思います。
とのことでした。
劇場の受付に能登の募金箱があったのは、こういうわけだったんですね。
河井さんは自分のためとか人のためとかっていう区別がなくて、あれこれ動くことが苦にならない人なんだろうな。
尊敬。
シークレットゲスト
見取り図リリーさん登場。
わ~!って客席が湧きました。
「俺んときなかったやないか!」と河井さん。
最初から出てくるってわかってたからね。
わたしはひさしぶりに舞台上のリリーさん見ました。
リリーさん、ブスとかハゲとかおばはんフゼイとか各種失礼な話をしてましたが、ご自身はファンの方に「生で見たらかっこいいのに何でテレビで見たらブスなんですかね」って言われたそうです。
リリーさんごめんね、登場されたときファンの方と全く反対の感想を抱きました。
アインシュタインと見取り図それぞれがネタをとばしたエピソードなど披露し、「われわれもおっさんになってきてるってことですね」って締められました。
充実したトークライブでした。
リリーさんが出てこなければお笑いライブを見に行ったことを忘れるところでした。
ダイアログ・イン・ザ・ダークから能登の話までは「興味深いええはなし」だったから。
河井さんってホントにお笑い界の人なんだろうか?……笑ったから、やっぱりお笑い界の人か。
コメント