勤労感謝の日、よしもと漫才劇場では朝から晩までkento fukayaさん企画ライブが続くKento fukaya FES.が開催されていました。
kento fukaya
kento fukayaさんはよしもと漫才劇場所属のピン芸人。独特のタッチで芸人仲間の「冴えない似顔絵」を制作しておられます。
フリップ芸のフリップイラストは、近くで見ると美しい。
Kento fukaya FES.
11:30の「the idol」からはじまって「非TikToker vs.？？？」、「同期のやめていった仲間たち」、「kento fukaya寄席」、「まきのちゃんの…？」、「骨折-1グランプリ2022～早く病院に行って～」、20:30開始のkento fukaya単独ライブ「kdr.」まで１日中kentoさんの企画ライブをやっていました。
昨年紅しょうが稲田さんがグランプリに輝いた「骨折-1グランプリ」、配信で見てとても面白かったので今年は劇場で見たかったんだけどチケットとれず。
同時にエントリーしていたkento fukaya寄席は人気がなかったのか、チケットとれました。
それもフリップが良く見える一番前のまんなかが。
フリップ鑑賞のことを考えると、kentoさんのフリップネタのライブは最前列にとても価値があります。
kento fukaya寄席
Kentoさんがラブリーだと思う芸人さんを集めたネタのみのライブ。
ネタ前の紹介映像に「さえない似顔絵」が出てくるのですが、唯一まだ描いていなかった滝音秋定さんの似顔絵が当日発表となりました。
kento fukaya
「Triple Flip Story」３枚の大きなフリップで話が進みます。
フリップの絵は塗りが美しく、線の軌跡をほんのり変えて遠景を表すkento遠近法がすてきでした。
ネタは、白雪姫の継母が「この世で一番かわいいのはだーれ？」と鏡に尋ねた際の鏡の答えがかわいくて！
こんなフリップネタが近くで鑑賞できてありがた～い。
マユリカ
ボケ担当阪本さんとツッコミ担当中谷さんによるコンビ。
似顔絵のヒゲ剃り跡が目のあたりまで来ていることについて、出てくるなり阪本さんが「自信なくなってきた」と暗い雰囲気。
中谷さんが「大丈夫、大丈夫」
「オレも首のところにエスイーエックスってかいた服着てないし、持ってないし、どこにも売ってませんから。自信もっていこう」となぐさめてネタに入ります。
おじいちゃんとおばあちゃんになっても一緒に山登りする夫婦、ええなあと思うからやってみようというネタ。
阪本さんのおじいさんは動きも表情もセリフも怖すぎる。
中谷さんのおばあさんは最高です。
さすが、女性の役がお上手。
ビスケットブラザーズ
ツッコミ担当きんちゃんが「ここはkento fukaya寄席と聞いております」
ボケ担当原田さんの顔がピキピキピキ パカッと割れ 「ママ～～～～！」
「おめでとうございます！」というつかみ？でスタート。
原田さんがきんちゃんに「つられんようにして」と様々な動きをし、きんちゃんがぜんぜんつられないシュールなネタ。
滝音
ボケ担当秋定さんとツッコミ担当さすけさんによるコンビ。
この日のネタはたぶん逆だったと思います。
さすけさんの親戚のおばあちゃんが亡くなって、秋定さんに「お葬式の作法がわからないからついてきてほしい」と依頼し、お話が進みます。
秋定さんの黒い？楽しみがすてき。
あ～、おもしろい。
この日発表だった秋定さんの似顔絵、めちゃくちゃ目が小さくて冴えないんだけど、似てました。
男性ブランコ
ボケ担当平井さんとツッコミ担当浦井さんによるコンビ。
浦井さんはkentoさんプロデュースZiDolのメンバーで、次回新曲のセンターに指名されています。
自炊をはじめた平井さんは料理の才能が花開き、めちゃくちゃおいしいパスタを作れる。
そのパスタの名前を紹介するネタ。
わたしにはこのおもしろさがわかりませんでした。
令和喜多みな実
ボケ担当野村さんとツッコミ担当河野さんによるコンビ。
結成15年、お互いの誕生日にはプレゼントを贈り合っているおふたり。
15年も経つと何をわたしていいかわからないから、三種類の中から好きなものを選んでほしいと野村さんが河野さんに提案。
選んでといいながら強引なプレゼントで話が進みます。
昭和の漫才師みたいな風格のあるおふたりでした。
ニッポンの社長
この日はボケ担当の辻さんと、この日はツッコミ担当のケツさんによるコンビ。
辻さんがビックリするすごいことがあった、と報告。
次々とおとぎ話のような出来事が…。
ケツさんの時間差ツッコミがおもしろいんですが、最後のオチで何言ってるかわからないぐらい噛んで辻さんに頭叩かれて終了でした。
価値あるぐらいひどい終わり方！
吉田たち
ボケ担当こうへいさんとツッコミ担当ゆうへいさんによる双子コンビ。
歯が痛いゆうへいさんが、こうへいさんが通っている歯医者を紹介してもらって治療に行くネタ。
診察室も診察方法もすごい歯医者さん。
このネタ、よく聞くけどまた笑ってしまった。
DR.ハインリッヒ
ボケ担当幸さんとツッコミ担当彩さんによる双子コンビ。
まってました！
Kentoさんの似顔絵では、彩さんは現在の、幸さんは昔の吉本興行のマーク入りペンダントをしています。
これ実際売ったらいいのにね、とかいいながらスタート。
幸さんには「羽衣を纏いて斜め上に飛びたい」という願望がある、というネタ。
おもしろくて、あっという間におわってしまいました。
おふたりの黒いブレザーの裏地がカラフル！
動くたびにひらひら見えて、羽衣よりきれいでしたよ。
羽衣見たことないけれど。
ロングコートダディ
今回はたぶんボケ担当の堂前さんと、たぶんツッコミ担当の兎さんによるコンビ。
堂前さんが能力バトル漫画を描こうとしている。
内容的に決めかねているところがあるので、兎さんも一緒に考えてほしいといって二人でゲームを仕上げていく普通に面白いネタ。
わたしは、深く知らないにもかかわらず、ロングコートダディに飽きかけている…と感じました。
アインシュタイン
ボケ・ブス担当稲田さんとツッコミ・男前担当河井さんによるコンビ。
稲田さんは、Kentoさんの強烈な似顔絵より実物の方がすごい。
「DR.ハインリッヒさんがいて、吉田たちがいて、ぼくたちがいて、ふたごが３組。双子フェスやん！」
と稲田さんが言う、双子共演時に必ず出るつかみでした。
稲田さんは、すっごいブスでプロのブスだと自覚している。
プロなのになんで今まで無料でいじらせてあげてたんだろう…と話が進むネタ。
途中でどっちがボケかわからなくなる珍しいタイプで、このネタ好きです。
４時から平和に笑って５時半ごろにライブが終わりました。
ありがとうkentoさん！
ホントなら5時半から次のライブが始まるはずだったみたいです。
エンディングでKentoさんが焦っておられました。
骨折-1グランプリ2022～早く病院に行って～
骨折-1グランプリは劇場チケットがとれなかったので配信で見ました。
骨折-1グランプリだけでよかったんだけど、配信チケットはFESまるごと買わなければなりません。
だいぶ迷いましたが、結局マンゲキから帰ってから購入して、ちょっとずつ全ライブ見ました。
どれもとてもおもしろくて、楽しませてもらいました。
骨折-1グランプリは、ファイナリスト10人の「骨折写真」が一人数枚づつランダムにスクリーンに映し出されます。
kentoさんの解説とともに、元看護師天才ピアニストのますみさんが骨折状態を医学的立場から解説。
最後に10人がひとりづつ「一番骨折していたと思われる人」に投票し、多く票を集めた人がグランプリ獲得です。
果たして、２代目王者はアインシュタイン河井さんでした。
KALAKALAで村田さんに、河井家で取り組んでいた内職の説明をしておられたときの写真。
ご本人は覚えてなかったみたいですけど、あのライブを見てた人はみんな覚えているはず。
「この体、どうなってんの？」と思ったもの。
ああ、おもしろかった！kentoさん、ありがとう！とおつかれさま。
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