【C2P2】＠よしもと漫才劇場　キャンプファイヤートークはM-1や新しく始まるTHE SECOND（仮）の話題中心でした。

ハイセンスピン芸人ヒューマン中村さん主催、漫才コンビ２組とピン芸人２人の充実ユニットライブ。

C2P2

今回はネタが1本ずつとキャンプファイヤートークたっぷりという構成でした。
カベポスターがM-1決勝にいったので、予想通りです。
21時からのライブだし、M-1の話題にあまり興味はないのですがKentoさんのフリップを原画で見たくて劇場のチケットをとりました。
前回と同じく前から３列目の真ん中の席で、フリップ鑑賞にはいい場所です。
観客は100人ぐらい？規制退場にならないけどガランともしていない、いい感じ。

カベポスターの漫才

ボケの永見さんとツッコミの浜田さんによるハズレなしのネタをする若手コンビ。
本人たちが言う通り「M-1のトップバッターお疲れ様」の拍手がまじってるかな？というぐらい、登場時の拍手が多かった。
永見さんが、いいフレーズを思いついてツイートしたと自慢されました。
「よいおとC2P2を！」
浜田さんに「１周してもうてない？大丈夫？」とつっこまれ、「これはおもろいとかじゃなくてうまく収納されてるってこと」だそうです。
この日だけの年末の挨拶です。

漫才１
つかみは
永見さん「たしかにお前の言う通り、手提げかばんを持つときってポケットがついている方を外に向けるよね」
いつもならここで浜田さんが「言ってないわ」ですが、今回は話が広がりました。
浜田さんは左手から右手に持ち変えるときはカバンも反対向きにしてポケットを外にむけるそうです。
なんやかやで二人で話が盛り上がります。
途中で永見さんが「あ！言ってたんお前じゃないわ」と思い出すという展開でした。

本編は「それで言うたら」と関係ないことを言って話に入ってくる人がイヤだというネタ。
永見さんが「人生で一番おいしかった飴は町内会の集まりでもらったマスカット味の飴」という話をすると、
「それで言うたら小さいころおばあちゃんちでもらった飴がうれしかった」
と関係ないことを言った女の子がいた、とめちゃくちゃイヤそうな顔をする永見さん。
浜田さんがその女の子を擁護して話が進みますが…そんなことになるの？というネタ。

kento fukayaさんのピンネタ

今回劇場に行ったのはkentoさんのフリップ鑑賞のため！
……なのにPCで操作する映像紙芝居でした……がっかり。
コンピューターで描いたイラストは、たぶん写真を下絵にしてけっこう忠実に描いているんだろうな～～という絵なのでkento味が薄め。
色もコンピューターで選択して一発塗りしているのでマーカーの跡がなくkento味薄め。
絵の鑑賞も大きな目的だったのでちょっと残念でした。
とはいえ、「聖澤ひろきの半年記念日」はおもしろかった。
つきあって半年記念の彼女とのデート。
Happyなネタ、すてきです。

Dr.ハインリッヒの漫才

彩さんが「こんなことをしたら後悔するとわかっているけれど、どうしてもやってしまうことがある」というネタ。
幸さんとそれぞれのどうしてもやってしまうことを披露。
その中に「食パンを一斤買って、すぼっと腕をつっこんで貫通させたい」というのがありました。
お二人の身振りによると、食パンは腕が全部入るぐらい長いようです。
それは「食パン１本」では？
「１斤」と言っていたのでもしかしたらわたしが１本だと思っていたのは間違いなのかも…という疑いが…。
幸さんのエピソードが強烈でおもしろいネタだったんだけど、食パンの助数詞が気になったのでした。

ヒューマン中村さんのピンネタ

道にはいろんな車が走っています。
ヤマザキパンのトラックの荷台コンテナにぎっしり食パンが一斤はいっててほしいですね…というネタでした。
ヤマザキパンのコンテナは長いので、そこに入る食パンは１本では？
ヒューマンさんもDr.ハインリッヒと同じく長い食パンを「１斤」と数えておられるようでした。
わたしが食パンの助数詞について長年間違った認識で過ごしていた感が強まります。

ライブ後ネットで調べました。
１斤は、日本では340グラムだそうです。
「6枚切り」や「5枚切り」の１パックの大きさです。
わたしが思っていた通りでした…よかった…よかったのかな？

キャンプファイヤートーク

キャンプファイヤーの夜にしか話せないようなテンションでお話をするトークコーナー。
好きなタイミングで真ん中の火（のイラスト）に薪をくべます。
真っ暗な状態で椅子（切り株柄）に座るので、ハインリッヒのお二人は全く見えなくて舞台監督に誘導してもらうそうです。

まずはカベポスターの「エム（M-1）」がすごかったという話からスタート。
急に幸さんが大きな声できっぱりと「ものおじせずやっていたところです！」と発言。
みんないつ順番がまわってくるかわからなくて緊張するそうです。
カベポスターはトップバッターだったので全く緊張せずいつも通りできたとか。

ヒューマンさんが、ネタもそれ以外も全部よかったとほめておられました。
ABCお笑いグランプリで優勝したネタで勝負して6位だったので、他にもあるいいネタが世間にばれておらず、とてもいい形で来年にもっていける…と。
「おれ、評論家みたいなこと言ってる？」って我に返るところがかわいいヒューマンさん。
大声大会はカベポスターの最強ネタ。
２本目があったとしたら少々弱いネタでもいいかと思ったけれど、さや香を見ていると２本目も強くないとダメだとわかった。
M-1は成長とかも見られるので、来年はそれらも考えて挑みたいというカベポスターでした。
みんなさすが、がっつり戦略考えてるんですねえ。

The Second（仮）という16年目以降のコンビの大会がフジテレビで開催されるけれど、ハインリッヒさんはどうするの？
という問いに、幸さんが客席に「出てほしい？」と問いかけます。
パラパラ少な目の拍手あり。
「出てやる！」と幸さん。
ヒューマンさんが、「出るのが意外」と言われました。
ハインリッヒのお二人としては、一度も決勝に進んだことがないので一度決勝に行ってみたいそうです。
「決勝にいけたのは尼崎お笑い大賞だけ」とハインリッヒさん。
他のメンバーが「尼崎お笑い大賞もとてもすごい賞レースですよ」
「若手時代のハインリッヒを決勝に進めるとは、見る目があるなあ、尼崎」などとすかさずフォロー。

決勝に行ったことがないので「単価も低いまま上がらない」
とふたりで髪をかき上げて80年代風に怒るDr.ハインリッヒ！
「単価あげろよ！」と幸さんが薪を投げました。

Dr.ハインリッヒが再び戦いに挑むのは、「忘れ物をとりにいく」感覚なんだそうです。
ヒューマンさん、kentoさんのピン芸人お二人は賞レースが終わってのびのび仕事をしているとのこと。
Kentoさんは只今kento fukaya FES.の燃え尽き症候群で、今年いっぱいは何もしないって…あと4日よ。

ヒューマンさんは本を出したのをピークにその後何もいいことがなく、暗かったそうです。

おもしろ漢字辞典 こんな漢じでどうですか?

マンゲキ８周年のネタのオチは「皆さんも悪夢いっぱいみてくださいね」
けれど11月の単独ライブを多くの芸人が見てツイートしてくれ、初めて配信が延長になったそうです。
ヒューマンさんはうれしくてまだ浮かれてるんだって。かわいい。
「何であんな売れたんや！」と彩さんが薪をくべる。

そうこうするうちに朝になり、エンディングです。
キャンプファイヤートークでいい報告ができるようがんばろうという締めでした。
全メンバーが前進する、意外に前向きですてきなライブです。