【アンディ・ウォーホル・キョウト】@京都市京セラ美術館 「絵に描いたようなアメリカ」な展覧会でした。実際描いてるんだけど。

ANDY WARHOL KYOTO 牛
牛の壁紙(1966)と銀の雲(1966)

雪がいっぱいのこる京都にアンディ・ウォーホル展をみにゆきました。あちこちで作品を見る機会がある作家だし、もういいかなぁと思いつつ…やっぱりまとめて見ておこうと。

目次

アンディ・ウォーホル(1928~1987)

アメリカのマルチアーティスト。
大量生産大量消費テーマのポップアートの代表的な作家です。
量産品のパッケージや新聞掲載の報道写真、スターのポートレイトなどなど、シルクスクリーンの同版刷色替えで複数制作した作品をあちこちで目にします。


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マリリン・モンロー、キャンベルスープ缶、洗剤ブリロは誰でも知っている作品では?


キャンベル 英語ラベル チキンヌードル 305g×4個

ご本人自体もまるごと作品で、才能豊かできらびやか。
でも、なんかまっすぐ知りたくないような悲しいイメージがあるのでした。(個人の感想です)
育てられたご両親はチェコスロバキア移民の敬虔なカトリック信者だそうです。

アンディ・ウォーホル・キョウト

京都市美術館が京都市京セラ美術館としてリニューアルオープンする2020年に開催されるはずだった目玉企画展が2年延期になって開催されました。
2019年にこの展覧会が発表されたときは「お~!!」と思いましたが、コロナ禍を経て「どっちでもいいか」ってなり…。
蹴上のギャラリーモーニングで見たい展覧会があったので、ついでに行って参りました。

展示作品は超有名キラキラ作品も沢山ありましたが、イラストレーター時代のブロテッドライン(にじみ線)の絵や晩年の死を連想する静かなシルクスクリーン作品や大きな宗教画?などもありました。
そうそう、京都開催であることの動機となる「京都を2回訪れた」ときのスケッチや写真などもありました。
これらはちょっと無理やりでこじつけっぽく感じましたが。(個人の感想です)

展覧会を見て改めて、アンディ・ウォーホルの作品フォーマットが商業イラストレーションのフォーマットとしていまだにガッツリ生きていると感じました。
日本だけかもしれないけれど…100均商品に印刷されているイラストも、おしゃれイラストレーターが描くイラストも、先祖はウォーホルのシルクスクリーンではないか。
originalってこういうことか。

そしてもうひとつ改めて感じたこと。
この展覧会を見てより悲しいイメージが濃くなりました。
自分自身も作品ですよというような ボーダーシャツ、リーバイスジーンズ、ビートルブーツ、銀髪かつらのマネキン。
線画のキリストが反復される大きな宗教画(最後の晩餐)。
写真製版の静かなシルクスクリーン作品。
やっぱりなんか悲しいなー。(めちゃくちゃ個人の感想です)

1950年代のドローイングは平和に見ることができました。
若者の野心はたのもしい。

ハイヒール(1950年頃)
左から 教会の前の猫 蝶々のケーキ アイスクリームデザート (ぜんぶ1959年頃)
毛沢東(1972、1973) 大量消費を戒めていた毛沢東本人の絵が資本主義国で大量消費(?)
ポートレイト(部分) 左からシルベスター・スタローン アレサ・フランクリン 坂本龍一 壁紙は自画像
ツナ缶の惨事(1963)お手軽なツナ缶のボツリヌス菌で女性死亡の新聞記事からとった画像を作品化
ジャッキー(1964)暗殺されたケネディ大統領夫人の新聞記事からとった画像を作品化
ハンマーと鎌(1977)旧ソビエト連邦の国旗にも使われていた共産主義の(労働者階級の)シンボルを作品化
左から 頭蓋骨のある自画像(1978年頃) 頭蓋骨(1976年頃)

それにしても、すんごいアメリカ!

アンディ・ウォーホル・キョウト
会場:京都市京セラ美術館新館 東山キューブ
会期:2022.9.17(土)~2023.2.12(日)
時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)1月、2月の土日祝日のみ9:00開館
休館:月曜日(祝日は開館)
料金:土日祝一般 2200円、平日一般 2000円、大学・高校生 1400円、小・中学生800円
チケットは日時指定予約です。

寒波・キョウト

日本列島にやってきた寒波の影響で、京都は雪が残っていました。
東西の通り(三条通とか)の南側歩道は日が当たらないので雪が完全に凍ってしまって、外国人観光客たちがそろりそろりと歩いておられました。
それでもすべっておられて…危なすぎる。
北側は日が当たるので歩道の雪は溶けていますが、屋根にできたつららも溶けるので上から水がぽたぽた落ちてきます。
神宮道ぞいのマンションの上からは雨みたいに水が降っていました。
いくら何でもひどすぎる…見上げるとベランダから水が噴き出ていて、つららが溶けているのではなさそう。
パトカーがやってきて野次馬も出てきて小さい騒動になっていました。
あれは何だったんだろう。

この時期の京都はめちゃくちゃ寒いうえ、寒波も来ているので地球洗い隊の心ほどけるオーガニックコットンインナーシャツを着ていきました。
このシャツの実力がはっきりわかった。
冬の京都にぴったりです。
京都に住んでいるときこれがあればよかったのになぁ。
ま、もう住んでないからいいんですけどね。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 私は全然芸術がわからない人間ですが、リビさんのブログがアートだなぁなんて思います。
    オーガニックコットンシリーズ、ご愛用いただいてありがとうございます。
    あったかいですよねー。
    私、2枚をフル回転で毎日着てます。(笑)
    京都の方におすすめしなければ!

    • てんちょさま
      コメントありがとうございます。
      オーガニックコットンインナーは一晩で乾くので、わたしは1枚をほぼフル回転です!
      なんでもう1枚買わないのか…。
      それについてブログを書こうかな、と今思いつきました。
      いつもありがとうございます。

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