好きなまんがが映画になっていることを知り、こわいものみたさ(?)で行ってきました。まんがのイメージよりだいぶゴージャス。
水は海に向かって流れる まんが
田島列島先生が別冊少年マガジンに2018~2020年まで連載しておられたまんが。
「子供はわかってあげない」に感動して「水は海に向かって流れる」を読んだらこれもとても良くて…
子供はわかってあげない(上) (モーニングコミックス)
単行本になっている作品はぜんぶとて~~~もよかったのでした。
セリフがぜんぶおもしろい。
ここでこう言うのか…!というセリフの数々。
笑ったりぐぐっときたり感心したり。
特殊な体験をしている人もぶっ飛んだ人も、登場人物はみんな当たり前みたいに描かれていて素朴で静か。
派手な絵じゃないからそう見えるのかもしれません。
「水は海に向かって流れる」は高校入学を機におじさんの家から学校に通う事になった直達くんが、雨の日に駅に着くところから始まります。
水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス)
おじさんと同じシェアハウスに住むOLの榊さんが、忙しいおじさんのかわりに傘を持って駅まで迎えに来てくれます。
シェアハウスは庭のある昭和の大き目日本家屋で、おしゃれでもなんでもないふつう~~の家。
榊さんは愛想のいい人ではありませんが、家に帰ると直達くんに「ポトラッチ丼」を作ってくれます。
まんがの中での榊さんは普通に料理ができる人で、ポトラッチ丼を手早く大胆にざざっと作るイメージ。
直達くん、おじさん、占い師、大学教授、榊さんの5人が住むシェアハウス。
直達くんと榊さんの間には意外な関係があり、それを軸に話が進んでゆきます。
けっこう感動的なまんがです。
水は海に向かって流れる 映画
映画は榊さんを広瀬すずさんが演じておられて、宣伝写真を見る限りでは榊さんが主人公です。
広瀬さんはばっっっちりメイクでプラスチックのお人形みたいにきれい。
まんがのイメージとは程遠いゴージャスな榊さんでした。
直達くんを演じておられるのは大西利空さん。
ちょうど高校生ぐらいの俳優さんなのかな?
日焼けしてざらざらした肌や、走る姿が高校生らしかった。
ストーリーやセリフがだいたい原作通りで、基本的にすてきなお話です。
マンガのファンじゃなかったら無条件に「よかった~」って言ってると思います。
榊さんがゴージャスで不愛想っていうのはイメージ違うけど。
そうそう、榊さんがポトラッチ丼をつくる姿がイマイチでした。
お人形さんが動いてるみたいなんだもん。(個人の感想です)
いろんな大人の事情があってこのキャスティングなんだと思いますが、こんな美人じゃない方がいいのに。
5人が住むシェアハウスはとても立派な日本家屋で、庭もインテリアもカラフルでおしゃれ、とてもすてきです。
これもイメージ違うなあ。
エンドロールで流れる音楽はスピッツの「ときめきpart1」。
ニューアルバム「ひみつスタジオ」にはいってるやつですね。
最近我が家で子どもがレコードできいています。
MVで草野さんがかぶっているツバの広い帽子、芸人さんだったらいじられるタイプです。
どうでもいいけどアインシュタイン河井さんやマルセイユ津田さんがかぶってるやつね。
この映画は後ほどアマゾンプライムやネットフリックスで配信することを前提に作られているんだろうか。
スクリーンで見るとちょっとキツめだけどスマホの小さな画面でみると丁度いい具合の映像なのかな。
広瀬さんのプラスチックメイクはスマホで見るとナチュラルなのかも。
カラフルインテリアもスマホで見ると丁度普通っぽく見えるのかもしれません。
そうだとするとめちゃくちゃ興味深い。
わたし自身もすっかり映画館に行くことが少なくなり、配信で見ることが多くなっています。
スマホじゃなくてPCで見ますが。
スクリーンとスマホで見て、比較したら面白そう!
映画の見方、作り方もどんどんかわっていく今日この頃ですねえ。
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