中之島の中央公会堂に「漫才のDENDO」全国ツアー100回記念公演をみにゆきました。歴史的建造物だけあって座席番号があいうえお順と、レトロです。
中田カウス 漫才のDENDO
上方漫才協会会長・中田カウス師匠主宰の漫才寄席。
47都道府県を２周ちょっとしたそうで、100回記念は中央公会堂で開催されました。
昨年は漫才劇場でたまたまテレビ放送用の漫才のDENDOを見ました。
この寄席、タイトルに「中田カウス」ってついてたんですね。
今回初めて気がつきました。
横山エンタツ・花菱アチャコ、人生幸朗・生恵幸子などのふる～い写真にしゃべくり漫才の歴史に関する語りがはいる映像が流れ、カウス師匠のMCでスタートします。
天才ピアニスト
ボケ担当ますみさんとツッコミ担当竹内さんによるコンビ。
トップバッターで出てこられて、「わたしたちの事見たことあるよ、って方～！」という前説の若手みたいな質問。
さすが前説の若手と全然違って大きな拍手です。
「THE Wで見た方」で大きな拍手。
「世界の果てまで行ってQで見た方」では拍手なし。
それもそのはず、世界の果てまで行ってQには出たことないそうです。
芸人になる前の職業など自己紹介などがあり、ネタへ。
和菓子が大好きなんだけど、和菓子屋さんは敷居が高い。
ますみさんが気軽に入れる和菓子屋の店員をやって、竹内さんが手土産を買うという設定で和菓子屋体験。
いかにも女性コンビってかんじの漫才でした。
ミキ
ボケ担当亜生さんとツッコミ担当昴生さんによる兄弟コンビ。
昴生さんは映画が好き。
そこで亜生さんが「兄ちゃんは邦画とミョウガとどっちが好き？」と質問し、どんどんめちゃくちゃになっていくネタ。
ミキの漫才を前の方の席でみたのは初めてですが、つっこむ時に昴生さんが亜生さんを叩く音が大きい。
痛くないんだろうかってぐらいの音ですが、痛くないんでしょうね。
プロの技ですね。
すゑひろがりず
ボケ・扇子担当三島さんとツッコミ・小鼓担当南條さんによるコンビ。
「学園天国」を狂言風に歌うネタ。
Are you ready?が「支度は良きかな？」
Heyが「御意」
ってやつ、ネタじゃなくてつかみなのかな？
確実にネタだとわかったのは「束の間炊事道場」（キューピー３分間クッキング）。
南條さんがアシスタント、三島さんが先生。
メニューは「くれないそば」（ナポリタン）
平和に笑いました。
プラスマイナス
ボケ担当兼光さんとツッコミ担当岩橋さんによるコンビ。
岩橋さんは40年ぶりに大阪市公会堂に来たそうです。
大阪市旭区の高殿小学校時代に社会見学？で来て以来とのこと。
そんなこともあって、小学校時代の火災訓練を再現するネタ。
兼光さんが小学生・岩橋さんが消防士役からスタートし、途中で役を入れ替えます。
めっちゃくちゃおもしろかった！
クセ持ちの人がやってるのに、クセのないきれいなネタでした。
ネタ後、カウス師匠とプラスマイナスによるトークコーナー。
話すことがきっちり決まってるんだろうなあ…という内容でした。
もりやすバンバンビガロ
「漫才」のDENDOだけど、バンバンさんはジャグリングなどをする大道芸人。
前の席の人が開演前にアインシュタインとバンバンさんのステッカー＋チケットを掲げて記念写真を撮っておられました。
バンバンさんのステッカーを初めて見ました。
おもしろいし、「すごい！」としか言いようがない技の数々はまさに「芸人」さん。
しゃべりながらボールやらティッシュやら光るジャグリングバットやら……を使ったりすかしたりの芸。
プラスマイナスの漫才と同じぐらい笑いました。
そういえばこの人たち、NSCの同期なんですね。
見取り図
ボケ担当リリーさんとツッコミ担当盛山さんによるコンビ。
見取り図、久しぶりに見たような気がする…って見る度そう思う。
会場からお題もらってなぞかけ等してましたが、ぜんぜんかかってないボケなぞかけでした。
結婚にあこがれる盛山さんの結婚式をやってみるネタ。
盛山さんが新郎、リリーさんは結婚式場の司会の女性役。
司会者の名前はカナ。苗字はヒラだそうです。
ミルクボーイ
ボケ担当駒場さんとツッコミ担当内海さんによるコンビ。
つかみは「あ～、ありがとうございます。お金をいただきました。こんなん なんぼあってもいいですからね。」でした。
確かに。
おかんが好きな飲み物の名前を忘れたというネタと、好きなお菓子の名前を忘れたというネタ。
内海さんがヒントをもとに考察します。
好きなお菓子の方は「それはパックンチョやないか～」なんですが、その話に天童よしみが大きく絡んできます。
やっぱりおもしろいわあ。
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和牛
ボケ担当水田さんとツッコミ担当川西さんによるコンビ。
ついにおふたりとも結婚指輪を光らせておられました。
川西さんが「中田カウス 漫才のDENDO」の「D」を「T」にかえると…「漫才のTENDO」になると指摘。
天童よしみがカウス師匠の上に立っていると……天童よしみは何者？
ネタは川西さんが正直な性格すぎて会話中空気を読めないというものでした。
途中で客席の子どもが泣きだしました。
どうなるかな～と思ったらまず川西さんが泣き、水田さんも泣いてうまくつないでおられましたが、子どもが泣き止まないので普通にネタに戻りました。
ライブはいいですねえ。
アインシュタイン
ボケ・ブス担当稲田さんとツッコミ・男前担当河井さんによるコンビ。
立派な会場に満席のお客さんでありがたい…という話のとき、稲田さんがシャンデリアのことを「シャングリラ」って言ってました。
指摘されても間違いに気づいていないようだったので、ホントに「シャングリラ」だと思ってる？
シャンデリアは明るくきらきらして美しいから遠くはないのかもしれないけど。
稲田さんが結婚しないのはアニキ河井さんの先を越すのがイヤだから…というネタでした。
かっこいいのに独身の42歳河井さんをいじり倒すネタ。
今回も盛り上がっていました。
ネタ後、カウス師匠とのトークコーナー。
プラスマイナスに続き、話すことがきっちり決まってるんだろうなあ…って内容でした。
チケットをとってから時間が経っていたので出演者をすっかり忘れていましたが、有名な人がいっぱい出る寄席でした。
いただいたノベルティの裏には出演者の似顔絵でも宣材写真でもなく、名前がかいてありました。
かわったデザインです。
ありがとう漫才のDENDO。
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