【デイヴィッド・ホックニー展】@東京都美術館楽しみにしていた展覧会、みてきました。

東京都現代美術館 David Hockney展 春の到来イースト・ヨークシャー、ヒルゲート2011年
春の到来 イースト・ヨークシャー、ヒルゲート2011年

こんな言い方は失礼かもですが、おしゃれでかわいい!とても。

目次

デイヴィッド・ホックニー

1937年うまれのイギリスの画家。86歳ですって!といっても柚木沙弥郎さんに比べたらこどもです。

ポップアートの画家だと思ってましたが、そうなのかな。
よくわかりません。
金髪、メガネ、ボーダーシャツ…のイメージでそう思ってるだけなのかも。(アホすぎる?)
イギリス現代美術の重要作家であることは確かです。

デイヴィッド・ホックニー展

10年ぶりに東京都現代美術館にゆきました。
数年前にリニューアルオープンしてからははじめて。
東京駅から地下鉄半蔵門線大手町駅まで徒歩、そこから清澄白河駅まで乗って下車、徒歩10分ほど。
暑いのにみんな日傘ささないのね、と思ったら、風が強すぎて日傘が裏返るのでした。
むこうにスカイツリーが結構大き目に見える地域でした。

東京都現代美術館

展覧会はもう、わくわくです。
コレクション展、サム・フランシスやってるじゃないか!さらにわくわくです。

ホックニー展はタブロー、版画、近年のiPad作品など多数展示されていました。
入ってすぐに、2020年作の輝くような水仙の絵と1969年作の水仙の銅版画が並べてあります。
すごいつかみです!
ホックニーは、ごく個人的な日常を独自の表現で描くのが基本スタイルですが、それをいうならそんな人いっぱいいます。
他の人とどこが違うんだろう。
ホックニー以降の版画やイラストレーションの基本となるスタイルを作ったところが違うのかな。
絵の描き方だけでなく、絵の中への効果的?な文字の入れ方も。
そういう点はアンディ・ウォーホルと似ています。

とにかく、しゃれてます。
近くで見ると、こんな紙つかってたのか~っていうのもあってぐいぐい引き寄せられました。

今回すごいなーと思ったのは絵の周りに枠を描いたもの。
それらがあまりにも絶妙で勉強になります。
ぐるりと一周しているものあり、途中で切れているものあり。
絵に密着したものあり、離れたものあり。
位置、太さ、調子もそれぞれで。

枠線じゃなくてほんとに額の絵を描いて囲んでいるものあります。
それは枠線とは意味が全然違うんだろうけど、囲んでいるという点では枠線と同じでおもしろい。

遠近法の新表現とかいうことだけではなく、表現手段のチャレンジもたくさん。
写真を取り入れて3Dにしたり。
同じ場所の四季それぞれの様子がコラージュみたいな大きな映像になっていたり。
大きなキャンバスを壁いっぱいに複数枚並べた原寸大かというような風景画だったり。
最近はiPadで制作しておられるので、デジタル作品の超大作絵巻物も。
もともと色料で描いておられる作品もカラフルですが、RGBになるとさらにぎらぎらにカラフル。
使われているブラシの種類なども相まって、アナログ作品ほどの感動はありません(個人の感想です) 。

東京都現代美術館 David Hockney展 ノルマンディーの12か月
デジタル作品は撮影可。ノルマンディーの12か月

やっぱり油絵がよかったわ。
デジタル画より、アクリル画より、油絵。
油彩でご両親を描いたダブルポートレート作品は何もかもがすばらしかった。
偉大な作家!

生誕100年 サム・フランシス

コレクションのメインは横尾忠則だったのですが、こってりしたものを見る気がせず…パス。
サム・フランシスのみ見ました。
白場が多くて涼しい。

東京都現代美術館 サム・フランシス 無題(SFP85-95)
サム・フランシス 無題(SFP85-95)
東京都現代美術館 サム・フランシス 無題(SFP85-58)
作品が大きすぎてパースがかかる。サム・フランシス 無題(SFP85-58)

ただただ大きくてきれいで気持ちいい抽象表現主義の作品です。
だいすきです!
人の少ない涼しい展示室でゆっくり鑑賞。写真撮影も可。
目で見るのとは全然違うけど、せっかくなので撮らせていただきました。
巨大なこれらの作品、普段はロールして収蔵しておられるそうです。
傷みが怖いでしょうね。

展示室から出ると、スクリーンがかかった窓から見える景色が絵のようでした。

東京都現代美術館 アンソニー・カロ 「シー チェンジ」
アンソニー・カロ シー チェンジ

二階のサンドイッチ

あまりにもお腹が空いて、ご飯を食べに行きました。
美術館のカフェは美味しくないのが定番ですが(個人の感想です)、それにしても空腹で。
以前はベトナム料理店だったところがセルフサービスのサンドイッチ屋さんになってました。
シンプルコロッケサンドとホットコーヒー。
コロッケサンドは温めた方が美味しいから温めてもいいですか?とおっしゃったのでお願いしました。
カウンターで受け取って席へ。

東京都現代美術館 二階のサンドイッチ

パンとキャベツはほんのり温まっていましたがコロッケは冷たいままでした。
サービスだからいいんですけど。
コーヒーはもちろん美味しくないです。
美術館のカフェはこんなもんです。
お腹空いててよかった~。
カフェの窓から見えた誰もが写真を撮ってる撮影スポット、せっかくなのでわたしも撮影させてもらいました。

撮影スポット 2022年6月25日、(額に入った)花を見る

充実した美術館!充実した展覧会だった!

デイヴィッド・ホックニー展
会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)
休館日:月曜日(9/18、10/9は開館)9/19、10/10
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般 2,300 円 (1,840円) / 大学生・専門学校生・65 歳以上 1,600円(1,280円) /中高生 1,000円(800円) /小学生以下無料

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