【天王寺動物園】半分工事中の天王寺動物園、お笑いポイントいっぱい。

何年ぶりかわからないぐらい久々に天王寺動物園にゆきました。工事中の白い壁の間を縫って動物を見て回ると、おもしろいこといっぱい。

天王寺動物園

天王寺公園内にある天王寺動物園。1915年開園だそうです。
JR、大阪メトロ天王寺駅から徒歩５分ほど。大阪メトロ動物園前駅からも徒歩５分ほど。
愛知県から大阪に遊びに来た友人の希望でひさしぶりに見学にゆきました。
平成25年に来園者数が史上最低を記録したことをきっかけに集客に本気出し、V字回復後の現在は20年の長期計画で施設整備しているそうです。
20年もかけたら、20年前に整備したところがもう古くなってるってことはないのか？
ファッションビルじゃないから20年前なんて「昨日や今日」なのかな。

クマ舎

マレーグマ、かわいい顔をしています。
さすがクマだけあって、ぐるぐる同じところを歩きまわり、立ち上がっておやつをさがし、しばらく座ってまたぐるぐる。
自らのフンがたまっているところにゆき、たまった上にまたフンをする。
何の目印もない、ここがトイレなんだろうか。

マレーグマの裏側、北極グマはずっと水の中でボロボロのボールや木切れと戯れています。
ぜんっぜん白くなくて埃っぽい色。
かわいくもなんともないけど同じことの繰り返しがおもしろくて目が離せないのは何？
ホント、おもしろい。

ペンギンパーク＆アシカワーフ

ペンギン公園＆アシカ波止場…大げさなネーミング。
新しいようでピッカピカでした。
水族館みたいに下から泳いでいるところも見られます。
アシカはぐるぐる同じところを泳ぐのがおもしろくて目が離せない。
カーブのところで前足をひらりと開き、それ以外は前足を閉じてお行儀よく進んでいく。
目を閉じてすましてるわりにすごいスピードなのがオカシイ。

水中のペンギンは下から見るとちょっときもちわるいかも。

地上にあがると全員同じ方向を向いて立っています。
視線の先に何があるかわからなくて、シュール。
なのに生臭いのである。

アフリカサバンナ

鶴やオウムなど鳥をササッと見て、濁った水の中にもぐっている大きなカバを見る。
カバの皮膚には小さな魚がたかって虫？食べてますねえ。
小さい魚にしたらカバは島ぐらいの感覚じゃないかと思うんだけど、これが生き物だとわかっているのだろうか。
カバ、サイの近くにはレプリカの頭蓋骨が展示してあります…なんのために？

奥に進むとアフリカサバンナの動物たち。
キリンやシマウマ、ライオン、ハイエナなどなど。
ライオンは全員寝てました。
目を覚ました状態で寝そべってるやつもいましたが。

サバンナの動物　柄問題

日本人はシマウマを「白ベースに黒い縞模様」だと思っているけれど、アフリカの人は「黒ベースに白い縞模様」だと思っている…とどっかで聞いたことがあります。
「地と図」がはっきりしないなんて、現代美術っぽいハナシじゃないか。
シマウマ自身は何ともおもってないだろうから、どっちでもいいんですが。

友人がキリンを見て、「キリンって白いのね」と言っておりました。
絵本やキャラクターのキリンは黄色ベースに茶色柄ですが、実際はオフホワイトというのかグレーというのか、絶対黄色ではありません。
これももしかしたら茶色ベースに白い線柄なのかもしれないし。
いやいや、膝から下が白いから白ベースに茶色柄ですね。

ジャガー舎

チーターとジャガーと豹の柄による見分け方が表示されていました。
これらは黒が柄ですよね。たぶん。

なぜか段ボールにマーカーで手描き、サランラップ包み風。
そこに見えるのはまさに「輪っかに点」のジャガーでございます。

このあたりから小型動物舎にかけて、表示が「雑に切った段ボールにマーカーで手描き」となります。
めちゃくちゃかわいいんだけど、いきなりどういう趣向なんでしょう。
何かに使った段ボールを再利用しておられるのでしょうか。

オオカミ

ほぼ犬のようなオオカミが数匹。
おっとり前足をクロスに組んでくつろいでいるオオカミは、童話に出てくる獰猛なヤツには見えない。
オリの前をポニーが散歩しだすとじっとしていたオオカミがウロウロしはじめました。
ポニーちゃんを捕まえられるはずもないのに。
こういう姿が童話に反映されるわけですね。
で、このポニーの挑発的な？散歩は何なの。

おもしろ動物園

16時を過ぎ、様々な動物がおうちに帰ったのでわたしたちも家に帰る事にしました。
動物園、たのしく笑いながら見学させてもらいました！
そういえば天王寺動物園のマーク。
アルファベットの「T」に足がいっぱいついたようなとぼけたヤツ、なに？

そして入場券。
表はかわいい動物の写真なのに、裏は新世界の飲食店10％OFFチケットになってる。

ぜんぶおかしい。
ヘンな動物園、工事がもうちょい進んだ頃にまたゆきたい。

天王寺動物園
開演時間：9:30～17:30(入園は16:00まで)
休園日：月曜日（休日の場合翌日）、12/29～1/1　
入園料：大人500円、大阪市外小中学生200円、大阪市内小中学生無料、幼児無料、大阪市内65歳以上無料
住所：〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町１−１０８
電話：06-6771-8401