毎年1月に開催されるマステちぎり絵作家田村さんの個展。作品もあたたかいしギャラリーもあたたかい!
田村美紀 個展
田村美紀さんはマスキングテープをちぎった貼り絵技法でイラスト制作をしておられる作家さん。
人柄そのままのほんわかやさし~い作品です。
会場の壁面には原画とその原画からできた製品サンプルが展示されています。
原画と商品を見比べると、デザイナーが原画をうまく活かしてトリミング、調整していることがわかって面白い!
今回いちばんいいなあと思ったのは韓国の出版物でした。
読んでも意味がわからないのが残念だけど、装丁はとてもすてき。
ハングルの書体も、縦組み横組みも、文字がきれいにイラストとマッチしています。
珍しく強い色のマスキングテープをそのまま大胆に効果的に使ったメリハリのあるイラスト。
印刷は原画より色を強めに仕上げてあるのがいいかんじ。
このイラストに限らず、田村さんはテープをそのまま大胆に使ったタイプの作品がとくに美しい。
それをうまく引き出すディレクターさん、すばらしいです。(ぜんぶ個人の感想です)
真ん中の大きな展示台の上にはカレンダーやマスキングテープ、シールなどの販売用の商品がいっぱい。
もちろんこまごました商品もほのぼのかわいい!
お年賀にいただいたドリップパックもかわいくて、あけるのがもったいない。
…といいながら、ありがたくいただきます。
apina
apinaさんは阪神九条駅2番出口から徒歩5分ほどのところにある小さなギャラリー。
周囲には町工場や古いお店がたくさんあって、とくに晴れた夕方は趣深い。
昭和の佇まいが完ぺきなお店や「肉と酒」ときっぱり言い切る名前のお店がかっこいい。
ギャラリー斜め向かいのネジ工場(たぶん)は、いかにも工場!な波型スレートの壁がたくさんの植物に覆われていて独特のギャップです。
この壁がお花に覆われる時期はそのギャップが大きくて、九条の宝石箱です。
夕方は空中に飛び出たもじゃもじゃ枝葉の間から白い三日月が見えたりして、美しい。
そんな中にあるギャラリーは、楽しく作品鑑賞し、オーナーさんと楽しくおしゃべりをし、ああたのしかった!と帰る癒し空間です。
いつもありがとうございます。
apina
大阪市西区九条南2-16-36
コメント
コメント一覧 (2件)
リビさま
私も田村さんの個展を楽しんできました😊
動きにくい程の盛況でした!
本のデザイン素敵でしたよね〜🧡
光が差した透明感のある原画との対比もいいなと思いました。
新婚の時にapinaさんの目と鼻の先に住んでいましたが
宝石箱なんて思ったことが無かった…
もったいないことをしました。
リンゴとコトリさま
コメントありがとうございます。
土日はびっくりするほど大盛況だったとオーナーさんからおうかがいしました。
わたしが行った日は田村さんもお客さんもおられなくて、のんびりな日でした。
それにしてもステキな所に住んでおられたんですね~。
…って、たまに行くからいいのかもしれないです…無責任なことですみません。