【デコレータークラブ メイクスペース ユーズスペース】飯川雄大展を兵庫県立美術館で体験してきました。

同時に開催されていた元永定正展、旅をテーマとしたコレクション展も見応えばつぐん。

目次

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館は、阪神電鉄 岩屋駅下車、駅前の「ミュージアムロード」を海に向かって直進10分弱。
屋根の上の「美かえる」が迎えてくれる美術館です。

美術館屋根の上にフロレンティン・ホフマン 美かえる(ミカエル)

「美かえる」は、世界の川をお風呂にみたてて浮かぶラバーダックの作者、フロレンティン・ホフマンの作品です。
美術館の裏には印象的な立体作品がいろいろあります。

美術館海側階段下にヤノベケンジ サン・シスターなぎさ

国立国際美術館「感覚の領域 今、経験する ということ」にプラスして

兵庫県立美術館の学芸員が注目作家を紹介する「チャンネル展」で、飯川さんが紹介されています。
国立国際美術館で見た作品がおもしろかったので、期待して行ってきました。


今回も体験できる作品。
スタッフの方に勧められてハンドルをまわします。

「新しい観客」は手前のハンドルをまわすと色ロープが動いて文字の色がかわります。
紺色だった「し」を白に変えるためハンドルを回しましたが、結構な運動量で汗をかきました。
「い」の色を変えるのは大変すぎて途中で挫折。
この作業により、正面入り口に向かう壁の文字の色がかわるそうです。
ハンドルをまわしている自分には絶対見えないのが悔しい。

左:ハンドルをまわすと 右:正面の文字につながるロープが動いて色がかわる
美術館北入口すぐの壁。「新しい観客」のロープはここにつながる

外に出てしばらく見ていましたが、入口の壁のロープは、わたしが見ている間に変化はありませんでした。
誰もギャラリー内「新しい観客」のハンドルを回してなかったってことですね。
お客さんが少ないし、ハンドルを回す人も少ないのでなかなか見られないかもしれません。
二人以上で行って手分けするか、美術館で働いていれば見られるかな。

リュックを天井まで上げるハンドルもありました。
これはどこに繋がっているんだろう。

左:重たいかばん。そして扉横の黄色ハンドルを回すと… 右:反対側壁のリュックが上下する。

重たいカバン(リュック)もちょいちょい置いてあります。
スタッフの方によると、国立国際美術館の重たいリュックと時々入れ替ているそうです。
そんなこと、わざわざ言わない限りたまたま見に来た鑑賞者にはわからないし、わかったところで「そうですか」です。

感心があろうがなかろうがリュックが入れ替わっていたり、どうなっているか見たいけれど自分ではどうにもならなかったり。
「世間」みたいな展覧会です。
やっぱりおもしろい。

会期:2022年2月26日(土) ~ 3月27日(日)
休館日:月曜日(ただし、3月21日(月・祝)は開館、22日(火)は休館)
開館時間:午前10時~午後6時(入場は17:30まで)
会場:ギャラリー棟1階 アトリエ1、館内各所
観覧料:無料

元永定正展―伊賀上野から神戸、そしてニューヨークへ―

赤ちゃんが大好きな「もこもこもこ」や「ころころころ」などユニークでカラフルな絵本でおなじみ元永定正さんの、現代美術作家としての展覧会です。


伊賀上野から神戸に出てこられた初期の具象絵画や、ユーモラスな立体も展示されています。
具体美術協会に参加される前の、摩耶山と光るネオンのイメージを描いた絵は「ころころころ」の源に見えました。
あの絵本は既にこの頃からころころころと動き出していたんですね。
どれも油絵具が古びてひび割れたり変色していましたが、仕上がってすぐはどんなだったんだろう。
これらの作品が、カラフル・元気・ユーモラスで軽快な抽象作品にかわっていったのはなぜ?

「え、もう終わり?」
ひとつ角を曲がるとぷつんと他の人の作品になっていました。
もっとみたかった。

た・び・て・ん

元永定正展もこの一環である、旅がテーマのコレクション展です。
映像、立体、絵画…アカデミックなものから現代美術までバラエティに富んでいて見応えありでした。

林勇気 another world -alternative
日用雑貨や食品などなどのイラストがランダムに重なって天井を含む四方を流れていく映像作品が印象的でした。
日々を過ごすって、絵にするとこんな感じだなぁと思って。
すごく直接的ですが、まどみちおの「ものたちと」という詩がアタマに浮かびました。

2022年1月22日(土)~7月3日(日)
4月11日(月)~4月22日(金)は休室し、一部展示替。
開館時間:午前10時~午後6時(入場は17:30まで)
観覧料:一般500円 大学生:400円 70歳以上:250円 障がい者:100円 高校生以下無料

スリランカ料理 カラピンチャ

美術館から山方面に徒歩20分ぐらい、阪急王子公園駅を出たところにある「カラピンチャ」でお昼ごはんを食べました。

カラピンチャ

チキン、えび、魚、野菜のカレーから一種類選択します。
わたしは野菜(カシューナッツと隠元豆のココナッツミルク煮)、スリランカ米(+200円)を選択しました。

奥が「カレー」、手前が「ごはん」、あとでヨーグルトがでてきます。

お店の方が「ごはん」とよんでおられるお皿に、お米、レンズ豆カレー、空心菜の炒め物、豆の揚げせんべい、人参の和え物、じゃが芋の煮物がのっていました。
そしてカシューナッツがびっしり入ったカレーの器。
最後に小さい「やしの花蜜がけヨーグルト」が出てきました。
しめて1350円。(普通のごはんなら1150円)

カレーを食べた第一印象は「ぬるい」です。
スリランカでは手で食べるから熱々はありえないんでしょうね。
わたしの隣にいた方は本格的に手で食べておられました。
ぬるいからマズイのではなく、どれもとてもおいしかった。
こういうお店でカレーを食べるとパパドっていうせんべい状のパリパリしたやつがついてきますが、今回のは今まで食べた中で一番おいしかった!

カラピンチャ(Karapincha)
阪急神戸線王子公園駅より徒歩1分
営業時間:11:00~15:00(売り切れ次第終了)14:45ラストオーダー 日曜営業
定休日:月曜、火曜、他。公式HP、SNSに掲載

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