ハイセンスメンバーによるライブ「C2P2」＠よしもと漫才劇場、配信で見ました。

R-1ぐらんぷりのMVP（エムブイピン）でおなじみヒューマン中村さん主催のライブ。ブラックキューブのギャラリーでずっと笑っているようなハイセンスライブでした。事務所のパソコンで、配信で見たにもかかわらず。

C2P2 初めて見ました。

ヒューマン中村さん、Dr.ハインリッヒ、kento fukayaさん、カベポスターの４組によるユニットライブです。
各組ネタを２本ずつ、最後にコーナーがあります。
わたしはゲームコーナーがあるドタバタライブでガハハと笑うのが好きです。
センスのいい芸人さんのライブは全然ガハハではなく、現代美術の展覧会を見るのに似ています。
おもしろい。
お笑いライブはドタバタ・ガハハ中心に見ようと思っています。
けれどやっぱり気になって、配信直前にハイセンスチケットを買ってしまいました。

カベポスター

ボケの永見さんとツッコミの浜田さんによる若手コンビです。
コントも漫才も大喜利もMCもラジオもおもしろい。

今回１本目の漫才のつかみは
永見「確かにおまえの言う通り、全くもってご飯に合わないエビチリあるね」
浜田「言うてないわ！」
そしていつもはそんなに広げないこのつかみ部分を、まあまあ広げて色々なタイプのエビチリについて二人で語り合っていました。
本題は、永見さんが一人旅にいって何枚も心霊写真を撮ってしまったという話。
どれもすごい写真で笑います。

２本目のつかみは
永見「確かにおまえの言う通り、スキージャンプを最初にやった人はドアホだね」
浜田「言うてないわ！」
言われてみれば、誰が何のために最初にやりはじめたんでしょう。
その始め方によってはホントにドアホです。
本題は、永見さんが懐メロを聞くのにはまっているという話。
時ソバみたいな話なんだけど、かしこいなあ！おもしろいなあ！でした。

kento fukaya

独特のイラストラインで絵を描いたフリップネタ（など）をするピン芸人さんです。
昨年やはり配信で見た「骨折-1ぐらんぷり」はkentoさんが企画されたものでした。
企画力もすごい！おもしろかった！
（背骨がどうなっているの？な紅しょうが稲田さんが優勝してました）

1本目のネタは浴衣姿で登場。
祭り太鼓のリズムにのって「おじいちゃんあるある」や「おじいちゃんないない」を紹介するフリップネタ「いろんなおじいちゃん」。

2本目のネタは「kento fukayaのなんか嫌だよね」というフリップネタでした。
日常生活のいろいろな画面でであう「なんかいや」なことの紹介。

Dr.ハインリッヒ

精神世界を漂うふたごの漫才師です。
精神世界の話がききたくてトークライブを見たらずっとM-1グランプリの話でがっかりしたことがあります。

1本目の漫才は、
幸さん「カレー専門店に入ってハヤシライス食べる人いるやろ、あれわたくしやねん」
彩さん「自分やったん！あれ、自分やったん。ふしぎやってん」
というように、「〇〇する人いるやろ、あれわたくしやねん」が次々と続くネタ。
最後は宇宙に広がっていきました。

２本目は、幸さんが「かばんの中身を見せてください」という仕事がきたが断ったというネタ。
人にみせられないものが入っているという理由で。
だいぶファンタジーな話でした。

ヒューマン中村

かまいたちの番組でツイッターがバズったことをきっかけに、KADOKAWAから漢字辞典を出版されたセンス抜群ピン芸人さんです。

１本目は漫談で、歴史上の偉人で功績がとんでもない人は、ステキな逸話も持っているという聖徳太子や豊臣秀吉のおもしろ歴史バナシ。

２本目は、みんなお守りに頼りすぎているというフリップネタ。
小さいお守りに願い事をつめこみすぎるからかなわないわけで、ピンポイントのお守りを作っては？という提案でした。
笑いましたが、感心もしました。

何の数字か当てましょう

MCカベポスター浜田さん、その他のセンス芸人さんらが回答者のコーナーです。
スクリーンに映る人物写真（フリー素材なのでご心配なく、とのこと）のルーレットと数字のルーレット、それぞれ止まったところで、その人物と数字との関連を答えるというもの。
写真は眼鏡をかけたにこやかナチュラルなおじさん、数字は「１」でとまりました。

・生涯愛した人の数（永見さん）
・UNIQLOに今年行った回数（kentoさん）
・輪廻転生（彩さん）
・知ってるポケモンの数（kentoさん）
・ポケットに残っているフリスクの数（ヒューマンさん）
・家にあるレコードをきく機械（幸さん）
などなどいっぱい出て、ハインリッヒさんは全部意味がわからず、その他の人は全部おもしろかったです。
浜田さんジャッジで一番よかった答えは、kentoさんの「知ってるポケモンの数」でした。

数字のルーレットだけ回して数字替えし、「１/３」で再開。
・大切なものの１/３はコーギー（幸さん）
・食べてもういいや、ってなるミカン（永見さん）
・抜いていい血液の量（kentoさん）
・シンウルトラマンでこの人が映っている時間（ヒューマンさん）
・妻とトマトを分け合う時（彩さん）
・三分一郎（永見さん）
などなど、終了音が鳴っても終わらぬほど盛り上がっていました。
そして全部おしゃれでおもしろかった。
浜田さんジャッジで一番良かった答えは、彩さんの「妻とトマトを分け合う時」でした。

くせになりそう

ドタバタもいいけど、ハイセンスもいい！
ドタバタと違って、劇場で見ても配信で見てもあまり面白さに変わりがないような気がしますが、どうなんだろう。
今回配信で映っていた劇場はかなりすいていて、前から５列目ぐらいまでしか人がいませんでした。
チケットとりやすそうです。
ありがとう、ハイセンス。