人間の脳が、点が3つ集まった図形を「人の顔」だと認識するシミュラクラ現象。
たしかに!あちこちにある顔は表情が豊かでいちいち気になります。
事務所の電話、子機充電器に女の子
子機をとりあげると上下逆向きで出てくるちょっと寂しげな笑顔の女の子。
「顔に見える」レベルではなく、「顔」です。
デザイナーはわかっていて、わざとこういうデザインにしたのでしょうか。
今や仕事の連絡はほぼメールになり、据え置き電話の子機をとりあげることも
減ってしまいました。
チェキのフィルムケースにロボット
20数年前に凝っていたインスタントカメラ、チェキ。
フィルムは1パックに10枚しか入っていなくてすぐなくなり、そのたびにこの顔が出てきます。
「フィルムガ、ナクナリマシタ。マタ、カッテネ」と言ってそうなロボット。
これもデザイナーはわかっていてこうしたのか、たまたまこうなったのか、知りたいと思いつつ20数年経ちました。
缶詰にも顔
夫が買ってきた、ひとつ1000円以上するたっかい鯖の缶詰。
イージーオープンのフタをあけると、大きな口を開けて笑っている顔が出てきました。
高い缶詰のフタ裏にはこんな顔ついてるのか!
と思っていたら、後日買ってきた安い缶詰のフタもこれでした。
フタと中身(の値段)は関係ありませんでした。
いただきものの「さばのオリーブ漬け」缶詰のフタ裏はチャーリーブラウン風の真顔。
細めのカールおじさんみたいな缶フタはこわれたプルトップの飲料だったか?
ごきげんな顔がおもしろい。
ネスカフェゴールドブレンドに情けない4人
フタの内側に、何か不満がありそうな、ちょっと情けない顔をした男がいます。
4人むかいあっているというのが異様です。
口のカーブが楷書体みたい。ちょっと和風なのもおかしい。
事務所のデスク周りにたくさんの顔
Type-AのUSBコネクタです。
周囲にいっぱいあるのでけっこう気になるヤツらです。
口笛ふいてるヤツ、うるうるしてそうなヤツ、どこ見てるかわからないヤツなど、表情豊かです。
玄関を出るとすぐに黒いひよこ
集合住宅の各戸外に居るマンホールです。
ひよこ顔だと思うんですが。
外に出ると、路上にいろいろな顔があります。
子どもが保育園の帰り道、みつける度に「目・目・口」と言って立ち止まっていました。
これも20年以上前の話ですけどね。
実家洗面台にびっくり顔
大学生のとき(なんて古い話!)半年間写真の集中講座を受講していました。
一眼レフのカメラ、きれいに撮れるけれど感度の低い白黒フィルム(ISO32)を使っての実習でした。
暗室でフィルムを現像し、全フィルムを並べて焼いた「ベタ焼き」を先生にチェックしてもらいます。
トリミングや焼き方のアドバイスをいただいて、「これ」というものを本番の印画紙に焼きつけます。
やさしい先生はベタ焼きを見ながらオモシロイ、オモシロイとほめてくださるのですが、
この写真に関しては「何、これ?」と反応がよくありませんでした。
「うちの洗面所です。使うたびに『びっくり顔』に見えるんです」
というと「見えへんわ」と言われ、本番の印画紙には焼きませんでした。
ピントがめちゃくちゃだし、変なところに影はいってるし、たしかに見えないかも。
と思いながら友達に「これ、びっくり顔に見えへん?」と見せると、
「洗面所キレイに掃除してるなあ!」とまっっったく関係のないコメントをくれました。
わたしが一番最初に写真撮影したシミュラクラ現象です。
コクヨテープのりドットライナーに動物
ドットライナーをつめかえるとき、オレンジのストッパーを外します。
これが毎回テディベアに見えるのです。
シミュラクラとはちょいと違うんだけど。
デザイナーがわかってやっているのか、しりたいところです。
日常生活って、シミュラクラ現象のおかげでだいぶ楽しくなっていると思うんですが、
いかがでしょう?
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