3月以来の紅しょうが単独ライブを配信で見ました。劇場はたくさんのお客様だったようで、「トイストーリー4を録画にまわしてこちらを優先してくれたということで、ありがとうございます」というおもしろ感謝。
紅しょうが
ボケの熊元プロレスさんとツッコミの稲田美紀さんによる漫才コンビ。
女芸人No.1決定戦 The W決勝の常連。
稲田さんはkento fukayaさんプロデュースZiDolのメンバー(メンバーカラーはピンク)
ココロ、コッセツ。
ピンで他の芸人さんと絡んでもおもしろい個性的なおふたりです。
ライブ(最初の漫才の分?)のつかみは
「女子~!ジューンブライドも言うてる間やで~。一旦役所に紙だけもらいに行きや~!」
最前列に空席があったようで、おふたりともが気にしながらスタートしました。
漫才1
稲田さんは現在彼氏がいないけれど、「できたときの悩み事」について今悩んでいるとのこと。
デート中に彼の友だちと遭遇したとき、彼女としてどんな顔したらいいかなどなど。
熊元さんが「みんな毎日練習をしていることやん」といって稲田さんの悩みにこたえるネタ。
「まかせとき」とばかりにバコ~ンと胸をたたく熊元さん、豪快でした。
漫才2
つかみは
「女子~!BTSの件は私に任してください!私のベッドでゆっくり休ませてあげるからね~!」
ちっちゃいけど分厚~いベッドなんだそうです。
熊元さんがホストクラブにハマっているというネタ。
熊元さんが「ホストクラブ」をやるから稲田さん楽しみにきて、という。
「ぜったいシャンパンいれたくなるから」と。
次々と個性的なホストが出てきて、たびたび出る熊元さんの「シャンパンコール」が豪快でした。
オチと「もうええわ」がかみ合わなくて、やりなおすというレアな状態を見せていただきました。
漫才3
つかみは
「女子~!言うてる間に夏やで~。スイカの皮つけもんにし始めや~!」
すいかって全部食べられるんですね。
熊元さんが「稲田さん、そろそろダイエットした方がええんちゃう?」と、誰がいうてんねん!なネタ。
熊元さんは92キロの顔で92キロだけれど、稲田さんは「わたし50キロやねんな~」の顔で68キロ。
(稲田さんによると68キロもないそうです)
「スタンスの割に太ってる」からダイエットしなければ…と、二人でドタドタ動くダサいエアロビが豪快な、オチがきれいな漫才でした。
ブリッジVTR
つかみは
「みんな~!街なかで自分より背高い人の傘から落ちてくる雨のしずくでぬれるのお疲れさ~ん!」
稲田さんの実家で、稲田さんに無断で、熊元さんがお母さんにインタビューする企画。
単独ライブで、普通のお母さんが普通に話すのがなんかおもしろい。
話題は子どものころのこと、高校時代の梅田花月通いのこと、結婚相談所のことなど。
ご両親の結婚9年目にお兄さんが、11年目に稲田さんが生まれたそうです。
お母さんは、二人目の稲田さんが生まれてくれてとてもうれしかったとのこと。
「9年目、11年目って芸歴みたいに言うのやめといてほしいな」と稲田さん。
せっかくいい話なのに…。
「美紀」と言う名前の「美」はお母さんの「由美子」から取ったもの、「紀」は画数できめたそうです。
片方だけ画数できめるって…珍しいな。
高校時代、ひとりで出入りできない時間の公演にお母さんがついて行かれましたが、
眉をひそめて当時のことを話しておられました。
稲田さんが舞台を見ている間、隣のお母さんはずっと寝ておられたそうです。
イヤだったんでしょうね。
その後芸人になられたことについて。
お父さんが賛成しておられないので、お母さんも積極的に賛成するわけにいかない。
The Wの決勝は、近所の山下さんのおうちで紙吹雪など作って応援したそうです。
お母さんが稲田さんのために「結婚相談所」に申し込んだのは、家のポストにDMがはいっていたのがキッカケ。
電話で申し込んで、結局30万円以上払ったって!
熊元さんいわく「ポストにはいってるハガキ見て自ら電話する人、初めて聞きました!」
稲田さんは唯一デートの申し込みをした人に断られ、「金返せ!」と怒ってましたが、
とにかくとことんやさしいお母さんだと思いました。
コント1
ゴミ置き場でゴミ袋をマクラに寝ていた熊元さんが目覚めます。
「今年入って何回目やろ。30こえてんのに~」と嘆いているところに稲田さんが通りかかって、「大丈夫ですか?」と声をかけます。
熊元さんが水を買いにいったあと稲田さんが意外な行動に出ます。
ふたりの豪快なケンカシーンもあるドラマ仕立てのネタ。
コント2
稲田さんが浴衣姿で彼氏と待ち合わせて花火大会にいくところ。
シーンごとに現実世界の熊元さんが入って来て「女子~!」と注意事項や感想を述べるつかみの応用的なネタ。
熊元さんの豪快な「女子~!」がいっぱい聞けて、おもしろかった~。
また聞かせて~!
漫才4
つかみは
「稲田さんのお母さん~!赤タマネギとかポストとか氷とかいろいろ言うてすいませ~ん!」
稲田家でおいしい食事を出してもらったのに、作家と熊元さんが失礼発言を繰り返したそうです。
稲田さんが最近イライラしたことを発表。
熊元さんが激しく同意して怒ってくれたので、稲田さんは「ありがとうな」と満足。
聞いてる相手の方が自分より怒ってくれたらうれしい。
お互いに腹立ってることを言い、聞いている方がより激しく怒るネタ。
熊元さんの豪快な怒りと稲田さんの静かで力強い怒りがおもしろすぎました。
熊元さんの怒りの中に「なんば、クサいね~ん!」というのもありました。
なにそれ。
盛りだくさん単独ライブ
気にしておられた最前列の空席も埋まり、エンディングを迎えました。
オープニング時におられなかった最前列の方は、配信のチャットに「今むかっています」みたいなメッセージを送っておられました。
LINEみたいな使い方です。
最後は熊元さんの力強いシャンパンコールで幕となりました。
ありがとう、紅しょうが。
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