【ファンファーレと熱狂】単独ライブ ヒーローな奴ら＠よしもと漫才劇場。熱狂の全力ライブでした！

漫才劇場での前説（本編前の注意事項説明など）が面白いファンファーレと熱狂。いっぱい漫才が見たいと思っていたら、単独ライブがありました。当日気づいて全力投球のアツいライブを配信で見ました。

ファンファーレと熱狂

ボケは赤い坊主頭のこうちゃん、ツッコミは元体育教師だったという奥慎太郎さん。
ハイツ友の会、キャツミさんなどと同期の若手。
若手漫才師は自己紹介後「名前だけでも覚えて帰ってくださいね～」と言われますが、言われなくてもすぐ覚える名前です。
アンディモリ「1984」歌詞の印象的なフレーズ「ファンファーレと熱狂」がコンビ名です。

1984

歌詞は「ファンファーレと熱狂　赤い太陽……」と続きますが、こうちゃんのアタマが 赤い太陽みたいだったのでそれも印象に残りました。
そしてなにより、前説が面白い。
どなたかの代演で、思いがけなく見ることができた彼らの漫才はとてもおもしろかった！
休演してくれたコンビ、ありがとう。
前説が面白い人たちの漫才は面白いですね～。

単独ライブ ヒーローな奴ら

単独ライブは奥くんのトランペットによるファンファーレからスタートしました。
が、バレバレの嘘演奏。

漫才１

奥くんトランペットリベンジ。
自分で演奏するとボロボロですが、全てはこれからですね。
こうちゃんは「漫才できますように！」と大声で祈ってスタートされました。

女の子の気持ちをわかるような男じゃないと、一流の男にはなられへん。
「今からふたりで女の子やって気持ち理解してみようぜ」
と言ったとたんアケミとユミコになり、８マタされていた彼氏に復讐する大アクションネタ。
ずっと追い追われ、殴り殴られ、蹴り蹴られ（全てエアです）。
激しすぎて途中からついていけず、面白いのかどうかわかりませんでした。
動きのキレはさすがスポーツマンです。

漫才２

こうちゃんが「あと3本！」と叫び、「ノックみたいに言うな」とつっこまれてスタート。
奥くん「こうちゃんがいつも頑張ってくれてるから応援するわ」
こうちゃん「オレを応援してくれてる慎太郎を応援するわ」
と二人が交互にあれこれ応援するネタ。
これもキレのよい激しい動きの漫才で、おもしろいとは思いますがついていけず。

漫才3

「あと2本！」
こうちゃんが、本気で打ち込める趣味がほしくてＤＩＹをはじめるというネタ。
そんな内容なのにアクションと絶叫。
おもしろいけどついて行けず。

漫才4

「あと１本！」
こうちゃんが「もう夏やから腹筋六パックにしたい」と卵みたいに言ってスタート。
腹筋（運動）って１いけたら２いけて、２いけたら３いける。
この要領で永遠にいけるから100いける、といって腹筋運動をするだけのネタ。
奥くんは足をおさえて励ましたりつっこんだりする役です。
なんやかんやで叫んだりしながら102回。
おもしろいとかおもしろくないより、そのファイトに感心しました。

コント

こうちゃんが野球部の中学生？で奥くんがおかん。
ふたりはまだへその緒でつながっていて、試合にもどこにもおかんがついてくるというネタ。
おもしろいような気持ち悪いような…。
アクションはなくて、オチがあっさりしていました。

ブリッジVTR

いつもネタ合わせしている道頓堀の大黒橋の下で、こうちゃんがウサイン・ボルトの100ｍ記録に挑戦。
奥くんは普通のトレーニングウエア、こうちゃんは胸に「宝塚北」と校名が印刷された部活みたいな赤いランニング姿で登場。
長さ100メートルのPP紐を張って、それを距離の目安にして走ります。
記録は14.39…全然だめ。
なんのために普通に走ったのでしょう。

次に防具？をつけ、両肘、両手首、両膝に合計６つの車をつけて、ヘルメットをかぶってこうちゃん登場。
奥くんが漕ぐ自転車とこうちゃんの防具を紐でつなぎ、自転車にひっぱってもらって6つの車が走る作戦です。
自転車がスタートしたとたん、すぐに紐が切れて失敗。
紐の強度をあげて再度挑戦するも、今度は体からはずれた防具のみが自転車に連れて行かれました。
防具がなくなったこうちゃんは取り残され、作戦失敗。

結局こうちゃんは自転車で100ｍ走って9.47、ボルトの記録を破って終わりました。「記録を破って」という表現が正しいかどうかはわかりません。

エンディング

時間が余ってフリートークのコーナーとなりました。
ロビーでチケットの手売りとともに、サインや写真もOK。と若手らしいおしらせ。

奥くんのサインがダサいから変えたほうがいいと思うけど、お客さんはどう思いますか？
というこうちゃんの問いかけがありました。
その場でホワイトボードに書いて披露されました。
奥くんのサインは数字で「09（おく）」とかいて、それだけでは愛想がないのでテン・テンと目がかいてあります。
その下に「ファンファーレと熱狂」とコンビ名が書かれますが、「いかにもサッカー部の字がダサい」
客席の拍手で多数決をとったところ、かえたほうがいい・かえなくてもいい、半々でした。
なにこれ。
そしてプレゼント企画の抽選会。
席番号で6人の人にブリッジVTRで使われた車が当たります。
1個400円。
強制ですよ、必ず出口でもらってください、と念おしてました。

今回の単独ライブは「熱狂」がテーマで、自分たちがやりたいことを盛り込んだそうです。
「一生懸命」ということばがぴっっったり。
若いっていいなあ！
動きのキレがすごくいいし、劇場で見たほうがおもしろいタイプなのかなぁ。と思ったのでした。

ありがとう、ファンファーレと熱狂。