版画工房&ギャラリー cumonos(クモノス)で面白い展覧会を見ました。「ひも理論」前期展示。
cumonos(クモノス)
cumonos(クモノス)は放出の住宅街にあるシルクスクリーン工房+ギャラリー。
昭和の住宅を改装したユニークな3階建てのアートスペースです。
外観がアジアの片隅ってかんじ。
10月の展覧会として、1階工房で版画展、2階cumonomaで油絵展、3階uwanosoraでインスタレーション「ひも理論」と3つの個展を22日まで同時開催していました。
1月に後期展示「超ひも理論」を開催予定だそうです。
ひも理論
一緒に行った友人が「ひも理論って、理科で習った、あれのこと?」と言いました。
理科でならったの!?全然覚えてませんでした。
教養ないなあ、わたし。
作者が紐を使って制作した作品のタイトルとして作った言葉だと思っていました。
ひも理論とは、あらゆるものを最小まで細かく切っていった状態は「点」じゃなくて「ひも」だっていうことらしいです。
「点」は位置を表すだけで実態はないっていいますもんね。
ないものが集まっても何もないから、じゃあ「ひも」だというわけなの?
宇宙に存在するすべてものが説明できるようになるすごい理論らしいです。
とはいえ、友人もぜんぜんわからんと言っておりました。
ま、わかったらわたしと一緒にこんなところにいませんね。
作品はホントにひも(電気コード)をつかった作品でした。
細いコードは編み針で、太いコードは工具を使って美しく編んであります。
見慣れたコードが意外な姿になっていたのでおもしろくてびっくりしました。
日常見慣れたものが電気コードで編んだ手芸作品?と絡まってちょっと懐かしいようなふざけたような新しい姿になっています。
このひも(電気コード)も絡まっている小物たちも、できあがった作品も、ひも理論で統一した説明ができるものの一つだから理科で習う「ひも理論」の一環なんでしょうか。
ホントのところはわかりませんが、とてもおもしろいことだけはホント。
ドアストッパーが古い類語辞典だったのもおもしろい。
1月の「超ひも理論」も見に行こうと思いました。
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