【～笑い飯presents～ひとりで60分　アインシュタイン河井編】のスタジオがかっこよかった。

読売TVで夜中に放送していた「～笑い飯presents～ひとりで60分　アインシュタイン河井編」。アインシュタインのつっこみ河井さんのモノボケプログラム。お笑い部分も素直に充実していましたが、スタジオがインスタレーションのような状態でかっこいいのでした。

ひとりで60分　第一弾

固定カメラとモノボケ用のグッズだけが置いてある無音のスタジオで芸人さんがボケ続ける番組で、2020年6月に第一弾が放送されました。
別スタジオにいる笑い飯が笑ったら100円づつ賞金増えていき、滑ったら100円引かれるシステム。
最低60分間は人との接触がないコロナ禍にぴったりのなんだかシュールな企画。

挑戦者は藤崎マーケット トキさんでした。
わたしが今まで見たライブではいつもドタバタとボケ続けるので、必ず「もうええわ！」と思う人。
60分ボケ続けるのにぴったりの人です。
疲れる予感で、早々に見るのをやめてしまいました。
賞金は7900円だったそうです。

ひとりで60分　第二弾

2021年3月に天竺鼠川原さんが挑戦者となって放送されました。
奇想天外な行動・発言でライブもテレビもめちゃくちゃなので、これまたぴったりの人選。
賞金はさすがの23500円だったそうです。
お笑い通の人にはオモシロイと思うのですが、わたしは限りなく続く川原さんのボケについていけないのでこの回は全くみていません。
最後に川原さんが「次回はアインシュタイン河井で」とボケたのをツイッターで目にしていました。

トキ×川原　緊急番組会議～「ひとりで60分」挑戦者を無理やり連行～

配信のおしらせが来て、おもしろそうなので配信チケットを買って見ました。
最初から二人でしつこくボケ続ける配信で、「しまった！」と後悔しましたが、お金を払ってしまったので我慢して見ました。
ダイアン津田さんやかまいたち山内さんには出演を断られたなど、普通のエピソードもチラっと交えつつ、ツッコミ不在でボケ続けるふたり。

ついに第三弾挑戦者を連行するシーン。
誰かわからぬよう被せるはずの黒い袋を頭にかぶった川原さんと、シークレット感ゼロのアインシュタイン河井さんがスタジオに入ってきました。
ボケじゃなく、ほんとうに第三弾は河井さんになったのか。

わたしの好きなアインシュタインが出てくるなんて「配信チケット買ってよかった」と、さっきまでの後悔が消えました。
ツッコミがはいると一気に番組が締まります。
そこからはボケボケぐだぐだ配信ではなくなりました。
しかし、典型的なツッコミの河井さんが60分もひとりでボケるって、どんななるの？

ひとりで60分　第三弾

前回の川原さんから約１年、深夜に放送されました。
河井さんのボケはめちゃくちゃストレートで、アインシュタインの漫才と同じでした。
…本人だからあたりまえか。

漫才は稲田さんの強烈な顔があるからストレートでもかなりの破調を感じますが、河井さんひとりだと破調がなくてただただ素直。
もしかしたら、一周まわってそこが変化球でおもしろいのかも。
賞金はトキさんと同じ7900円。

河井さんには「挑戦者」という言葉がぴったりで、元気をもらえるというか勇気をもらえるというか…。
深夜のお笑い番組であまり笑わず、感動してしまいました。
ナニコレ。
やっぱりおもしろいのかもしれない。

そんなことより、スタジオの小道具がかっこいい

お笑い番組の内容はいいとして。
スタジオの小道具がインスタレーション状態でとてもかっこよくて、終始楽しませてもらいました。

「モノボケ」を目的としたオブジェだけが、イメージが湧きやすいように、動きやすいように配置されているんだろうと思うのです。

ピッチングマシーンのような機械類、楽器、ズラ、お面、ハイボール作る道具、大きな果物、空気ものの大きな動物、ぬいぐるみ、赤ちゃんのおもちゃ…。
美術館やギャラリーに展示しても十分見られそうです。
そこでボケ続けるパフォーマンスも成り立ちそうです。
もう誰かがどこかの美術館でやってるかもしれません。

ひとりで60分。ナゾの感動あり、モノボケインスタレーションありの、結局おもしろい番組でした。
TVer、GYAO!、ytbMydo!で３月21日まで見逃し配信中だそうです。
トキ編と川原編の再放送があれば今度は見てみようと思います。
さらに、アインシュタインのYouTubeシュタインで、第3弾の裏話をしておられます。