【芦屋 昼ごはん】cafe & brasserie il est la(カフェ&ブラッスリー イレラ)は時間の感覚がかわるお昼ごはん体験でした。

まんなかの建物1階

午後からをフリーにして、月いちで芦屋の友人(80歳+α)を訪ねます。毎度友人が「お昼ごはんを食べにいきたい店」をピックアップしてくれます。今回は阪神芦屋から徒歩5分ほどの「カフェ&ブラッスリー イレラ」にゆきました。

目次

cafe & brasserie il est la(カフェ&ブラッスリー イレラ)

友人の同年代のお友達が、お昼ごはんを食べにカジュアルなフレンチの店、cafe & brasserie il est laに行かれたそうです。
満席で入れなかったのですが、中を覗くとフレンチの店なのにパイプ椅子を使っている。
そこでお友達は中に入って店主に
「あなたね、フレンチのお店なのにこんなパイプ椅子を使っているようじゃダメよ!」と説教したそうです。
なにその余計なお世話エピソード!食べもしない店で椅子のダメ出しするなんて。
そんなことより、フレンチの店で「パイプ椅子」を使っているってどういうインテリア?!
ということで、予約をしてそのお店に行ってみました。

既に4人グループが2組、2人グループが3組おられ、わたしたちが入ってテーブル席が満席になりました。
カウンターもあるのですが、そこに人を入れるつもりはなさそう。
ランチはA、B、Cコースがあり、予約のときにA(前菜・スープ・メイン肉か魚・パン・デザート・飲み物)しかできませんと言われていました。

お店のインテリア

お店はごくごく普通のインテリアでした。
問題の椅子は期待していた学校や公民館のパイプ椅子ではなく、細いパイプ?が複雑に曲げてあるおしゃれな椅子でした。

おしゃれパイプ?椅子

年配の方の目には安っぽいパイプ椅子に映ったんですね。
これなら違和感なしで、ちょっと残念。

お料理

お料理はなかなか出てきません!
わたしの席からは、カウンター内で店主が16人分のコース料理を作り、電話応対し、宅急便受け取りをし、給仕もしておられる様子がよ~く見えました。
かなりの音量で食器を棚から降ろす音、台の上に並べる音、金属のスプーンだかサーバーだかが食器に当たる音、お料理を作る音がきこえています。
ガチャガチャカンコンキンジュ~ジュ~…すさまじかった。

わたしたちは着席から40分ほど経って一品めの前菜をいただきました。
リム皿の真ん中に山盛りのベビーリーフ、縁に小さなおかずときれいな色のソースが交互にぷちぷち置かれています。


大急ぎで作られたのであろう不安定な置き方ですが、凝った盛り付け。
パンは紫芋、かぼちゃ、黒糖レーズン、クルミなど5,6種類をあたたかい状態で持ってきてくださいます。
野菜ときのこのスープは具がたくさん入っていて、ほわほわと表面が泡立っていました。
メインは真っ白い大きなお皿の手前半分に真鯛のソテーと各種野菜などが載っており、奥半分は色とりどりのソースで抽象画を描いたような盛り付け。
「カンカンキ~ンコンコン」と磁器と金属のぶつかる音がしていたのは、このソース絵画を描く音だったと思われます。
デザートはクリームブリュレとアイスクリームの盛り合わせ、そしてコーヒー。

どれも盛り付けが凝っていておいしいのですが、12:40に着席して、食べ終わったのは15:15頃…約2時間半。

隣にいたカップルの女性はメインを食べ終わった時点で慌てて店を出て行かれ、男性がデザートを二人分食べておられました。
4人グループのマダムたちも、「〇時〇分の電車にのらないと!」と急ぎ帰っていかれました。

ケニアのユネスコ世界遺産 ラム島

お料理を待っている間、友人がケニアのラム島に行ったときのことを話してくれました。
最古のスワヒリ建造物が立ち並ぶ、世界遺産の古い町があるそうです。
道幅が狭いので車が通れず、ロバが荷物の運搬をします。

友人たちはその町で晩ごはんを食べにレストランに19時に入り、出るときは夜中0時になっていたそうです。
お店を出たら辺りは漆黒の闇で月も出ておらず、町をうろつくロバ(ロバは仕事が終わった夜、町に放たれる)に接触したりしながらホテルに帰ったそうです。
晩ごはんに5時間もかかる旅行をしたおかげで、「その後しばらくは時間の感覚がかわった」という話でした。

時間の感覚

友人の家からイレラへ行くには、国道を渡ったり、横断歩道を渡るための遠回りをしなければなりません。
せっかちのわたしたちは、信号待ちがイヤで国道を避けて橋の下を通ったり、遠回りがイヤで横断歩道がないところを渡ったりしてショートカットでいきました。

なのに!帰りは自然と遠回りして横断歩道を渡り、長い信号待ちをして国道を渡って帰りました。
イレラの2時間半で時間の感覚がかわったとしか思えません。
友人が「ラム島みたいな店だったわ」と言いました。
信号待ちや遠回りの5分、10分が何なんだ。
時間の感覚をゆったりとかえてくれるフレンチの店、わかっていて行くのなら貴重かもしれません。
残念ながら、1回体験しただけなので、もう元のせっかちなわたしに戻っています。

カフェ&ブラッスリー イレラ
住所 芦屋市公光町4-25 SKY芦屋 1F
電話 0797-75-7278
時間 11:00~23:00(料理L.O.22:30) 火曜日休

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