ハイセンス若手お笑いコンビ、カベポスターの単独ライブ、福岡にいたし、贅沢すぎるかな~と迷いつつ配信チケットを購入してホテルでゆっくり視聴。贅沢は正解でした!
カベポスター
ボケの永見さんとツッコミの浜田さんによる漫才コンビ。
ストレートでわかりやすい爆笑ネタではなく、浜田さんのツッコミでだんだん解きほぐされていく「作品」って感じのネタがおもしろい。
今回の単独ライブも終始落ち着いた進行が心地よいのでありました。
漫才1
つかみは
永見:確かにお前の言う通り、シャンパンタワーって不衛生だよね。
浜田:言ってないわ。
シャンパンタワーが不衛生ということは、叉焼が器からはみ出た叉焼麺も不衛生。
つかみをどっちにしようか考えたという、つかみメイキングに及ぶ長いつかみでした。
今となって言えることだけど、永見さんは、高校時代「帰宅部」の仮面をかぶった「新聞部」だったというネタ。
帰宅部の人にはフランクに話ができるから、取材時に現場のリアルな声がきけるだろうという作戦で、様々な文化部の活躍を取材するのですが…。
うまいことできたお話でした。
ツッコミが活きてるわ~。
漫才2
永見:確かにお前の言う通り、扇風機の「弱」と「中」の間の風ほしいよね。
浜田:言ってないわ。昔のやつ使ってんねんなあ、おまえ。
永見さんが、壊れた扇風機を粗大ごみにしないため分解しようとしたができなかったという世間話に及ぶ長いつかみでした。
永見さんが中学時代職場体験で保育園にゆき、園児たちにもらった手作りプレゼントを宝物入れのクッキー缶にいれていたというネタ。
いい話のはずなんだけど、永見さんのジェスチャーがコワイ。
浜田さんのツッコミがあるからジェスチャーをみなくても理解できます。
インクルーシブ漫才ですね。
I’m DORAEMON(アイムドラえもん)プリントクッキー 10枚入
ブリッジVTR 動体視力のテスト
紙コップが3つあり、ボールがあり、永見さんが動かすボールがどこにいくかを目で追うテストです。
ボールがでかすぎてコップからはみ出ていたり、容器が3つとも違ったり、絶対に当てることができるふざけたテスト。
当たったときの浜田さんへの称賛の言葉がエクセレントでした。
エクセレント! ジーザス! ハリウッド! ビッグナゲット! ブツダンスペース!
コント1
ふだん奥さんに任せっきりの不登校になった息子ヒロト(浜田さん)と1日中向き合うため、有休をとった父さん(永見さん)。
いろいろ企画を考えたものの思った通りに事は進まず…というネタ。
ヒロトも父さんも思いやりがありつつすれ違う、いい話。
ブリッジVTR ディティール対決!
先攻後攻にわかれて、制限時間1分間で交互に行います。
提示される画像により深いディティールを付け加えたほうの勝利。
お互いのワードがかぶったらダメ、というルールでスタートです。
一つ目は炒飯の画像が出てきました。
大阪王将 チャーハン3kg!レンジで簡単調理 パラパラ炒飯
専攻永見:チャーハン
後攻浜田:焼きめし
永:中華料理屋さんのチャーハン
浜:お母さんの作った焼きめし
永:中華料理屋さんの、奥の机に置いているチャーハン
浜:お母さんの、おばあちゃんから教えてもらった焼きめし
……などなどと進み、
永:駅から近い中華料理屋さんの、奥の机に置いてある、創業当時から売っている、ハ、ハムチャーハン
浜:お母さんのおばあちゃんに教えてもらった、初めておじいちゃんに美味しいと言われた、実は一回も味見していないけど、息子も美味しいと言った焼きめし
作家さん判定で、炒飯の回は浜田さん勝利。
上靴、忍者、トロフィー、カバの画像が出て、3-2で永見さん勝利。
毎回ひと息でしゃべって疲れるので二度とやらないそうです。
コント2
道に迷って携帯の充電が切れかかった若者(浜田さん)が、道でおじいさん(永見さん)にこの辺で泊るところがあるか尋ねるところから始まるネタ。
おじいさんが宿への行き方を教えてくれます。
若者がそこに向かうと、道の途中にまた同じおじいさんがいて…という不気味コント。
「不気味」はわたしの個人的な感想です。
カベポスターに限らず旅館のネタってとても多いけど、平和なアインシュタインの旅館ネタでさえも不気味です。
地方の旅館ってほんっとにヘンな体験をすることがありますもんね。(個人的な体験・感想です)
ブリッジVTR この度、浜田順平をタイホします
先日公式プロフィールでの身長詐称(169㎝表記、実測値174.5㎝)が明らかになった浜田さんが他にも詐称していないか検証し、詐称があればタイホ。
プロフィールの特技欄は「野球、登山、ト音記号を手本を見ずに筆ペンで綺麗に描ける」となっています。
「ト音記号~」は永見さんが勝手に付け加えたものですが、
浜田さんは「3日間練習して実際描けるようになったら許す」と言われて実際練習します。
ゲシュタルト崩壊との戦いだったそうです。
小学生のときの漢字練習みたい。
結局3日間で、筆ペンでカリグラフィっぽく描けるようになり、ト音記号描画職人のプライドとプロフィール欄に対する責任感が芽生えておられました。
ビジネス系ドキュメント番組を見た気分。なんて面白い企画なの~!
漫才3
つかみは
永見:確かにお前の言う通り、描き始めがちょっと太かったね~
浜田:言ってたわ
「言ってた」パターン初めて聞きました。ト音記号のことですよね。
永見さんは「口が堅いから大丈夫やで」と言いながら教えてもらったウワサ話を、絶対他の人に話すほどのウワサ好きだというネタ。
そして自分の知っているウワサ話を披露。
ヒューマン中村さんの漫談と登場人物が同じですが、二人でやってるし切り口が違うのでこれはこれでとても面白かった~。
漫才4
つかみは
永見:人生の中でオムレツよりもオムライスと出会う頻度のほうが高いよね
浜田:言ってないわ
そして永見さんがまた扇風機分解の話を持ち出して遮られる。
永見さんは実家の近所にいる「発明おじさん」とけっこう仲が良かったというネタ。
その人の家の中には発明品がいっぱいあり、「生まれてこの方恋愛には興味ないね」という50歳独身。
この発明おじさんの発明胸キュン(?)ストーリーでした。
核心に迫りりす
今回も大充実、緻密で知的でいろいろと勉強になる単独ライブでした。
ありがとう、カベポスター。
コメント
コメント一覧 (2件)
カベポスターの単独ライブ、私も配信で見ました😊
ト音記号の企画は、最初は訳がわからないことを勝手に書いてるわ😅と思いましたが、
とても面白かったですね😆
配信が長期間延長になっていましたね!すごい人気✨
劇場のチケットはもう当たる気がしません💦
リンゴとコトリさま
コメントありがとうございます。
劇場チケットは、きっとこれからどんどん貴重なものになっていきますよね。
配信があるから、とりあえずよかったです。
ト音記号のVTRは、今までのブリッジVTRで一番すきでした。
おもしろいひとたちです。(あたりまえですね)