先日アルバイト先で支給してもらったお掃除用スポンジのキクロンAはパッケージのイラストがすごい。と思ったら、商品自体もすごいものでした。
※キクロンAに関しては、ぜんぜんプロモーションじゃありません。個人的感想です。
たわしの革命児キクロンA
アルバイト先の大学で、絵具がついた画材を洗ったあとの水場掃除用に洗剤とスポンジが支給されました。
レトロというのか何というのか、すんごいマダムのこってりイラスト入り。
なのに会社のマークは和にもほどがある菊のマーク。
こんなの初めて見ました。
たわしの革命児 キクロンAです。
大学で支給ってことは誰かがそのへんでテキトーに買ってきたものではなく、もちろんジャケ買いなんかではなく、公正な価格競争・品質競争に勝ち抜いてわたしの手元にやってきたものだと思われます。
やるなぁ、マダム。
スポンジがパズルになっている
スポンジに貼り合わせてある研磨粒入り不織布部分に何かプリントしてあります。
粗いプリントがいいかんじです。
プリントが連続模様になっているのですが、それをカットしてあるので文字がぶちぶち切れています。
何て印刷されているか知りたかったのですが、パズル（ってつもりではないと思います）がうまくつながりません。
「MATERIAL」と「3M」は読めたけど、それ以外はわからず。
まあ、なんでもいいんですけど。
キクロンおばさん
この商品は1966年生まれのロングセラーです。
濃厚マダムは当時の最先端主婦ファッションなんだろうか。
背後のキッチンは欧米っぽい雰囲気もあるけれど、壁のタイルと鍋・やかんに昭和ニッポンの台所感が漂います。
このアンバランスさも魅力的。
このマダム、「キクロンおばさん」っていうみたいです。
キクロンおばさんのブログがあって、プロフィールが紹介されていました。
・渋谷区東3丁目在住。
恵比寿駅から山種美術館に行く途中の辺りですね。
広尾に向かうちょっとリッチそうな地域ですよね。
キクロンの本社がそこにあるのかと思ったら、違いました。（キクロン本社は和歌山）
・永遠の37歳。
ということは、1966年からずっと37歳ってことですね。
サザエさん、ちびまる子ちゃん、ドラえもんなどロングセラー漫画方式です。
・ドイツ人の父と台湾人の母を持つハーフで、父の仕事の関係で中学のとき来日。日本語は堪能だが漢字の記述は若干不備あり。
お母さまが台湾人で、中学のときから日本にいるのに漢字が苦手とは…インターナショナルスクールご卒業ですね、きっと。
・家族は外交官でシンガポール在住の夫、御心小学校に通う７歳の長男。
ご主人は単身赴任されているんですね。
・麻布のナショナル・スーパーに出没。
広尾にもナショナル麻布スーパーがあるのに、麻布まで行くんですね。
・好きなタレントはkinki kidsのとくに堂本剛。
ほお。
・通販好きで懸賞マニアだということは秘密だそうです。
なんでこんなこと秘密にするんでしょう。
キクロンおばさんのイラスト
キクロンおばさんのイラストは右手にキクロンを持っています。
持っているキクロンには律儀に右手にキクロンを持っているキクロンおばさんのイラストが描いてあります。
そのままいくと無限に続きますが、そんなわけありません。
とにかく手を抜いていないイラストがすごい。
描かれたのは、「売上を３倍にするイラストを描く自信がある」とキクロンに売り込んだ画家だそうです。
その作品「異国婦人」（キクロンおばさん）を使ってパッケージリニューアルし、売上は倍々ゲームのようにアップしていったそうです。
すごい話！
このマダム…いえ、婦人、ほんとにやるじゃないですか。
７月1日 「貼り合わせキッチンスポンジ・キクロンAの日」
7月1日は「貼り合わせキッチンスポンジ・キクロンAの日」。
一般社団法人日本記念日協会に記念日として認定されたそうです。
普通に世界中で売っている貼り合わせキッチンスポンジはキクロン発祥で、キクロン株式会社の創立記念日が7月1日なんだそうです。
台紙のイラストで強く引き付けられたのですが、商品本体もすごいものでした。
キクロンA、来週から使わせていただきます。（まだ使っていないのでした）
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