年に1度のお楽しみ。ナイツの独演会に行って参りました!
ナイツ
歌ネタ以外ではボケ担当の塙さんと、歌ネタ以外ではツッコミ担当の土屋さんによる漫才コンビ。
浅草東洋館を中心に活動する寄席芸人さんで、2020年に97歳で亡くなった内海桂子師匠のお弟子さんです。
大学落研の先輩(塙さん)後輩(土屋さん)で、たまたま名前が同じ「のぶゆき」だという自己紹介ネタがあります。
塙さんは漫才協会の会長、土屋さんは常任理事。
ことしは土屋さんの髪型が七三分けからゆるふわ天然パーマにかわっていました。
独演会
独演会のタイトルは、毎年内海桂子師匠の発言から引用されています。
今回は桂子師匠のツイッター(現在はX)から。
勝新太郎と共演したとき、奔放な勝さんが桂子師匠の懐に手を入れてきました。
その時師匠の懐に分厚い札束が入っていて難を逃れたエピソードをツイートされたものだそうです。
ナイツはNON STYLE、キングコング、ダイアンなどと同期ですが、ワンマンライブは「単独ライブ」ではなく「独演会」。
SEはナイツの持ち歌がループで流れています。
三味線や太鼓の寄席囃子を合図にはじまり、出囃子は三味線のお囃子。
出番やプログラムが描かれた「めくり」を黒子がめくる、演芸場の雰囲気です。
司会はおなじみナイツの事務所の後輩「シャープでホットなハイヤング」中津川弦さん。
うまいこと言う小話を2本ほど紹介されたところで独演会がはじまります。
内容ざっくり
つかみは大阪に来たらぜったい言わずにはいられない、塙さんに顔が似た学校法人理事長の話など…あの事件からもうだいぶ経ったような気がしますが。
今年は漫才9本と多め。
ブリッジVTRは映画みたいに作りこんだドラマと土屋さんのドキュメンタリーの2本。
そしてオマケみたいな「お楽しみ」。
1本目は今年を振り返る漫才です。
ナイツお得意各界の不祥事をいじり、スキャンダル俳優の再婚やスポーツ界の記録など慶事もいじる大笑いネタでした。
2本目からからは今年の振り返りに限らず有名人の逮捕・不倫・離婚・再婚、大物お笑い芸人の裏口入学などすっかり忘れていた事件をほじくり返して全く新しい方法でいじるのが面白すぎる。
新旧紙幣の肖像画メンバーをいじる、わたしの席からは全然見えないフリップネタもありました。
「後ろの席の人は見えませんよね。見えなくても全然問題ないです」っていう…問題ないんですけど。
元ダブルコロンのねずっちをパクリまくるネタ、土屋さんが歌って塙さんがつっこむだけのネタなど定番ネタの新バージョン続々でした。
VTRのうち1本はNetflixの人気ドラマのパロディでした。
そのドラマが話題になってるのは知ってましたが見たことがないのでよくわからず。
毎年ナイツ独演会後に反省するものの、結局人気ドラマをみないまま1年が過ぎるのです。
そもそもNetflixは契約してないから見られないし。
もう1本はナイツのすてきなコンビ関係に加えて「美術のおもしろさが広まればいいな」という土屋さんの思いが表れたドキュメンタリー。
どの漫才も土屋さんのツッコミが冴え冴えだったところにこのブリッジVTRを見て、感動してしまいました。
HOKI COLLECTION 5 図録2013年 ホキ美術館 森本草介 島村信之 中山忠彦 野田弘志 塩谷亮 石黒賢一郎 ホキコレクション 5 写実絵画 画集
「お楽しみ」は交通費の関係で少人数で…というかわいいものでした。
今年はヘンな音の反響もなくて、どのネタでも大笑いの100%満足独演会でした。
ありがたいありがたい!
来年も行けたらいいなあ。
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