【小牧市】うまれてはじめていってまいりました。バス通り沿いはのどかでいまだ昭和なかんじでした。

名鉄 岩倉駅
名鉄岩倉駅

愛知県小牧市。「行ってきた」といっても滞在したのは1時間ぐらいでしょうか。もうちょっと見たいところもあったのですが…。

目次

愛知県小牧市

名古屋市の北側。
たしか「小牧空港」があったと思いましたが、県営空港は小牧ではなく西春日井郡にあるそうです。
名古屋から名鉄犬山線の準急に乗って15分ほど、岩倉駅で下車しました。
晴れて暖かだったという点でのみ、気持ちよいミニ旅でした。
「栄生(さこう)」「東枇杷島」「下小田井」「中小田井」「上小田井」「西春」…駅名がなんかめずらしいなぁ。
お昼前でしたが岩倉駅前には人がいなくてとても静か。

名鉄岩倉駅前

都会からちょっと離れただけなのに、よく晴れた駅前に誰もいないのはシュールな感じがします。
よくあることなんだけど。
名鉄バスに15分ほど乗りました。
昭和なバス通りです。
バスの中からバシバシ写真を撮るのもどうかと思って遠慮しましたが、やっているのかいないのかわからないシブイお店がたくさんありました。
団地の前を通って川を渡って…とゆくと行く先の丘の上にお城が見えます。
いい感じ~…っていうところで道を曲がって目的地の小牧市民病院へ。
4年前に新しくなったばかりのピッカピカのきれいな病院ですが人があまりいません。
本当は日曜日に行こうと思っていたのですが、のんびりしている時間がなくなりました。
先週は普通に生活していた義母は、わたしが病院に到着したとき既に旅立っておりました。
わたしが到着するとすぐに葬儀社の方も来られ、義母と一緒に斎場にゆく車に乗って名古屋に戻りました。
日曜日に単にお見舞いに来るだけだったら帰りにお城に寄ったりもできたんだけどなぁ。

愛知県名古屋市

こんな市があったの~という「北名古屋市」というところを抜けて自宅がある名古屋市へ。
冬なのにおだやかに暖かくていい天気。
おかあさんらしい日にいったなあ。
自宅の前で「おかあさん、かえってきたよ」としばらく車を停めていただき、近所の斎場にゆきました。
一緒に買い物に行った店やお茶を飲んだドーナツ屋の前を通りますが、義母にとってはもう全部更新されない景色になったのだなぁと思います。

斎場でスタッフの方と今後のうちあわせ。
わたしは隣で聞いていて、意見を求められたら返事をします。
名古屋市の火葬場は年末年始から混んでいてなかなか予約がとれないとのことでした。
病院も然りで、救急車は小牧まで行かなければならなかったんですね。

日程がきまって、式場のしつらえをきめます。
おかあさんはお花が好きだったからお花多めで…といろんなタイプを見ていたのですが、ふと、もう母の日にどの花にしようか迷わなくてもいいのか…と思いました。
寂しいじゃないか。
とか思っていると、葬儀社のご担当者が「このタイプの場合、お花は造花でございます」とおっしゃる。
写真だけではわからないけど、「生花」って表記していないのは「造花」ってことのようです。
造花なの!知らなかった~。合理的ですわ。
「昔ながらの安っぽい造花じゃなくて最近よくあるリアルなやつですか?」
と聞いてみたものの、答えられるわけないか。
案の定口ごもっておられました。
親戚がみなこの斎場でお世話になっているらしく、義姉が「母の姉のときはどのタイプだったんですか?」と聞くとすぐPCで調べてくださいます。
「個人情報なのでお教えすることは出来ませんが、このタイプではありません。ちなみにこのタイプでもありません……」と正解以外の画像を見せて遠回しに教えてくださいました。

改まった場だからか、スタッフやお坊さんから久しぶりに名古屋のことば「ご無礼いたします」を聞きました。
「失礼します」みたいな感じなのか?
義父(故人)はみんなより先に寝室に行くとき、「じゃ、ご無礼するよ」と言っていました。
武士みたい。

そんなこんなで今後がきまって、「おかあさん、またね」と一旦名古屋から帰りました。

JR東海とJR西日本

帰りの新幹線切符は電動車いすに乗っている夫が買いにいってくれました。
ちょいちょい一人で遠出するので新幹線にも慣れています。
対面で切符を買うと、車いすでも入れる席の切符を手配してくださいます。

この日は駅員さんがいて車いすが通れる広い改札は駅員さんに質問する人たちでごった返していて通れないし、駅員さんも忙しそう。
やっと手の空いた駅員さんをつかまえて通してもらう。
ここで列車に乗るためのスロープを手配してくださいます。

ホームに上がって列車がはいってきましたが、スロープは手配されていませんでした。
ホームにいる駅員さんはスロープ担当じゃないからどうにもならないとおっしゃいます。
なんとか自力で列車に入ります。
入ったはいいものの、席は車いすを置くスペースの無い席でした。
とりあえず夫をデッキで待機させて車掌さんをよんできました。

切符購入時に「車いすが入る席にしてください」とはっきり申告し、乗車前に「スロープを用意してください」とはっきり申告しないと手配はできませんとおっしゃいました。
そりゃあそうです。
車いすを見ると何もいわなくても手配してくださる新大阪の親切な駅員さんに慣れており、「見ればわかる」と思って言わなかったこちらに非があります。
席を「多目的室」に変更してもらい(料金かわらず)、降車駅でのスロープ手配をお願いして一件落着でした。

まるい多目的室

JR東海の対応を体験した夫はJR西日本は親切なんだと感謝しておりました。
新大阪駅が親切なんじゃないの?しらんけど。

JR東海 後日

その3日後、再び名古屋駅から新幹線に乗りました。
切符を売るところが2種類並んでいます。
3日前に切符を買った「JR東海ツアーズ」と「みどりの窓口」があり、車いすで乗りたい人は「みどりの窓口」で切符を買わねばならないのでした。
「JR東海ツアーズ」は見かけがみどりの窓口そっくりで切符も扱っておられますが、旅行会社なので細かい対応は守備範囲外なのですね。
3日前はここから間違っていたのですね~。
みどりの窓口で切符を買うと、乗車から降車まで車いす対応してくださるので安心です。
JR東海もJR西日本と同じくとっても親切なのでした!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • リビさま
    お義母様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。
    以前投稿で拝見した、優しいお義母様のご様子が思い出されます。
    ご冥福を心からお祈り致します。

    お疲れが出ませんようくれぐれもご自愛ください。

    • リンゴとコトリさま
      ご丁寧なコメントありがとうございます。
      お通夜も葬儀も雨模様の日でしたが暖かく、その時間だけは晴れました。
      義母がやさしくあったかい人だったからだろうと思います。
      さいごまでぜんぶありがとうでした。

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