工房もくきち 残したいもの@Msギャラリー12番丁  

和歌山へ小旅行。和歌山城近くのギャラリーにて、もくきちさんのあったかい作品に触れてまいりました。

Msギャラリー12番丁

南海和歌山市駅から徒歩15分ぐらい、市堀川にかかる「中橋」にたどり着くと正面に和歌山城が見えます。
何とステキな!

中橋からみえる和歌山城

橋を渡ってすぐ左折、かわいい洋菓子屋さんの前を通り過ぎるとモトヤマビルの2階にMsギャラリー12番丁が見えます。
ガラス張りの広い展示室にた~~っくさんの工房もくきち作品が並んでいました。
展示室のとなりはお日さまが降り注ぐカフェスペースで、全体がとても明るい雰囲気。
木製のカトラリー、食器、おもちゃなどなど、おととしの秋に亡くなった作家・うえやまさんのあったかい作品。

うえやまさんが映った小さい写真が1枚とクロッキー帳も展示されています。
クロッキー帳には展示計画やアイデアラフ、展覧会用のステートメント下書き、メモ的なゆるゆるキャラクターなどが鉛筆でかいてあります。
もくきち作品を使って生活しているので作品に関しては日常ですが、ラフや姿(写真)を見るのはあまりにも久しぶりでした。
他にもお客さんがいらっしゃるにもかかわらず、ギャラリーの方のご厚意でカフェに移動してクロッキー帳を全部見せていただきました。
うえやまさんには「あかんで~」と言われそうですが、ちょっとだけ撮影させてもらいました。

たくさんの木製品の奥にひとつだけ、ねんど製のワニくん工房が展示されていました。
ワニくんが木でパチンコ?作ってるところ。
クリスマスツリーが飾ってあるので12月なんでしょう。
うえやまさんの指先はほっそ~いピンセットなんじゃないかというぐらい細かいお仕事。

ピンセットじゃないと持ち上げられないような小さな画材
木くずまで!芸が細かい!

これは木工を本格的にスタートされる前に制作しておられた作品じゃないだろうか。
わたしは結婚祝いに同じシリーズ作品をいただいたのです。
うちにあったのはワニくんがチェスをしているもの。
チェスの駒までひとつづつ作られているものすごく精巧なものでした。
その作品は阪神大震災でバラバラになって、修復不可能といわれて処分したのでした。
残念でしたが形あるものに「永遠」はないので仕方ありません。
ひさしぶりに見たワニくんが懐かしかったのか、うえやまさんが懐かしかったのか、涙がとまらなくなりました。
この状態は恥ずかしすぎる。

涙がとまるのを待って、翌朝から必要なバターナイフと木目のキレイなお碗を購入。
(先日、結婚以来使っていたバターナイフが急に姿を消したのです)

そしてギャラリーのオーナーさんと、うえやまさんの思い出をいっぱいお話しました。
どんどんいろんなことを思い出します。
しっっっっかりとした芯のある自然なうえやまさんの生き方はずっとあこがれです。
ここまでずっと流されてきたわたしには全くマネできませんが。
形あるものに永遠はありませんが、形のないあこがれや思い出はわたしが生きてる限りわたしの範囲では永遠です。
うえやまさん、Msギャラリーさん、ありがとうございます。

工房もくきち 残したいもの
Msギャラリー12番丁
〒640-8158 和歌山県和歌山市十二番丁10 モトヤマビル2F
073-431-8255
2025年 1/23(木)〜2/2(日)
休廊日 1/28(火)
11:00〜19:00 最終日17:00まで

seneca

南海の和歌山市駅は初体験でした。
キレイな駅で、図書館やショッピングセンターも併設されています。
立派な駅なのに、地方らしく駅の周囲は閑散としていました。

きれいな南海和歌山市駅
人も車もいない…

駅前にオーガニックカフェ セネカさんがありました。

セネカ

珍しいのでお昼ごはんを食べに入ってみました。
ランチは一種類しかありません。
オーガニック食材のヴィーガンワンプレート+スパイシーなスープ。
ヴィーガンならではの味がしました。
すぐお腹がすくかと思いましたが、夜になっても空腹にならない!
充実のヴィーガンランチなのでした。

青空がきれいな和歌山、珍しい車窓風景。
きもちのいい日帰り旅行になりました。

南海の「めでたいでんしゃ」加太行き各駅停車

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