ゆずアリーナツアー2022 PEOPLE ～ALWAYS with you～、ゆずのライブがやっとぴあアリーナMMにたどりつきました。

ぴあアリーナMMライブに行って参りました。2020年４月のこけらおとしライブが中止になり、ゆずとしては観客を入れての初ライブでした。久しぶりに参加した横浜でのライブは音楽だけでなく、風景にもありがとうでした。

横浜のゆず

横浜の路上からスタートした北川悠仁さん（リーダー）、岩沢厚治さん（サブリーダー）の二人組ミュージシャン。

ゆず一家

程よいダサさ、程よい皮肉、程よいあったかさが良いグループです。
ゆずの横浜でのライブは、歌と会場周辺の空気が他のどこの会場よりもマッチしていて、すてきです。

ぴあアリーナMM

ぴあアリーナは2020年4月にオープン。
JR桜木町の駅前からエスカレーターで動く歩道のデッキに上がり、ランドマークタワーへは行かず途中で左折。
「ペデストリアンデッキ」って道をまっすぐ行きます。
とちゅう、横浜銀行本店前にある高田洋一さんの「水面の鳥」（1993彫刻作品）がゆっくり動いています。

高田さんは風の力に反応して動く作品を作っておられる大阪出身の彫刻家。
役立つものだらけのみなとみらいに、役立たないもの（彫刻作品）を置くことでわたしたちは救われるのでは？という作品だそうです。
その作品の横を通って、彫刻作品と同じ「役に立たないものカテゴリー」に属する「ライブ」に行きます。
人は「役立つもの」だけに囲まれていてはぜったいまともに生きていけません。

そのまま進むと、いつのまにか入場列に巻き込まれて、「ぴあアリーナMM」という表示もないままの入り口からライブ会場に入ってしまいます。
人ごみの隙間から安西水丸さんの壁画がちらっと見えました。
安西水丸さんは今はなきパントーンオーバーレイという色透明シートを貼ってイラストを作っておられました。

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

オーバーレイシートのイラストがモザイク壁画になっているのが新鮮です。
よく見たかったのですが人ごみに流されて見えず、改めて翌朝見に行きました。
大阪帝国ホテル内の「フライングトマトカフェ」の壁画を移設されたそうです

ぴあアリーナMM は4階まである真っ黒の会場。
座席広めでドリンクホルダーがあるのがうれしい（アホな感想…）。
今回は２階席のいちばん前だったので見晴らしがよく、舞台もアリーナでのパフォーマンスもよく見えました。
ラジオ体操ものびのび。
前に遮るものがないので岩沢さんのまっすぐな声がぐんぐん迫って来て、感動です！
「歩行者優先」でまた涙ぐむ、心がっさがさのわたしでした。

ライブ後はふたたび「ペデストリアンデッキ」を通って帰ります。
ライブ帰りの人々が立ち止まって様々な色に光る観覧車の写真を撮っておられました。

桜木町

みなとみらいは夢の世界

遠出のライブは、帰って家事をする必要がないのでずっと夢の中にいられます。
昼間は東京の得意先にゆきましたが、現実世界はそこまで。
横浜駅東口のシーバス乗り場にゆき、船でみなとみらいにゆきます。
ここからは夢の世界です。

3月で「みなとみらい」の乗り場がなくなっており、「ハンマーヘッド」までのチケットを購入。
雨上がりの海は半分くもって半分晴れて、気持ちよい。

ハンマーヘッドから桜木町駅前のホテルまでぶらぶらと散歩しました。
修学旅行生がいましたが、平日なので人は少ない。
赤レンガ倉庫も横浜美術館も大規模修繕で休館中です。
途中で誰ものっていないロープウェイの下をくぐりました。
こんなのあったっけ？
新しく神港埠頭から桜木町駅前まで5分でゆく「ヨコハマエアキャビン」というロープウェイが開通したのでした。
行き来するキャビンは全部無人です。

休日は混むのでしょうか。
歩いてもたいした距離じゃないし、楽しい道なのにもったいないなあ。

桜木町駅前のホテルにひさしぶりにとまりました。
海側の部屋にして正解。（街側ももちろんいいのですが）
窓から見える晴れてきた海がきれいで、夢の世界です。

ライブ後の夜の風景も美しくて夢の世界。

がっさがさの心が少々潤いました。
ありがとうゆずとよこはま。