ここ20年ほど、ほぼ毎日Eテレの「テレビ体操」を見て、朝10分間体操しています。だからかどうかはわかりませんが、お笑い、音楽とラジオ体操の絡みが気になります。
Eテレ6:25~6:35 テレビ体操、休みなし
3人の先生が日替わりで登場、ピアノ伴奏者も贅沢に4人が日替わり。
実際体操をされる女性アシスタントが数人おられて、昨年10月からは初めて男性アシスタントが加入されました。
「男性アシスタントがいないとは、けしからん!」というクレームが入ったのでしょうか。
そうなる前に国の公共放送らしく、男女共同参画敏感層に忖度したのでしょうか。
放送は土日祝日、災害が起こった時以外は毎日やっています。
災害が起こっても、現地じゃなければ放送しているかもしれません。
「何があっても動じない」肝が据わったテレビ体操です。
そんなテレビ体操ですが、元旦は先生・伴奏者・アシスタント全員参加の豪華版です。
伴奏はピアノ四重奏、新体操のパフォーマンス披露などがあります。
「お正月ぐらいは」という古き良き日本人感覚なのかもしれません。
通常は先生のご挨拶→伴奏者の紹介(ちらっと短い曲の演奏)→みんなの体操orオリジナル体操orラジオ体操第一→つなぎの体操→第一か第二どちらかのラジオ体操(既にラジオ体操第一をやった日は第二体操)という流れで10分。
全部きちんとやると暑くなるぐらいの運動です。
とくに第二体操は暑くなります。
ちなみに、身体障がい者の夫は着席のデモンストレーションをお手本に体操しています。
ラジオ体操の動き方
わたしたちは子どもの頃からラジオ体操になじんでいるので説明をきかなくても音楽をきけば勝手に体が動きます。
けれど体操中に先生が動き方の説明をしてくださいます。
「腕と足の運動。いち、に、さん、し。手を横に振って足を曲げ伸ばします」というような。
体操をするのは子どもの頃からラジオ体操に親しんでいる人ばかりとは限りませんもんね。
以前「探偵ナイトスクープ」で、外国人はあの説明を聞いて体操が正しくできるのか?という疑問に応えて実験しておられました。
日本語のわかる外国人にめいめい周囲が見えないブースに入ってもらい、デモンストレーションを見ずに先生の説明のみを聞きながらラジオ体操をしてもらうのです。
全員めちゃくちゃで、申し訳ないけど大笑いしました。
たしかに、あの説明だけで正しく体操するのはぜったいに無理だと思いました。
ラジオ体操 それぞれの体操の名前
ひとつずつの体操に正式名称があるのか?
体操中に先生がおっしゃる「腕と足の運動」というようなぼんやりした名前なのか?
先月漫才劇場でミルクボーイがやっていた「おかんが好きな動きを忘れた」ネタは、「これ」と呼んで内海さんがラジオ体操第一の二番目の体操をしてみせるものでした。
「これ」は足の動きがかっこ悪いから駒場さんがテキトーに手だけ動かしていることについて内海さんが怒る場面もあったりするネタ。
ラジオ体操第一の著作権を持っている(!)かんぽのHPで調べたところ、
「腕を振って脚を曲げ伸ばす運動」という名前でした。
名前があったとはねぇ。
脚を元気よく動かし全身の血行を促す
コツは「かかとの上下運動は、腕の振りに合わせてリズミカルに行いましょう」
膝が痛いのにリズミカルな内海さんの動きはすばらしかったです。
ゆずのライブはラジオ体操ではじまる
フォークデュオゆずのライブは観客・スタッフ・全員のラジオ体操から始まります。
ライブで急に動いて調子が悪くならないよう、準備運動です。
京セラドームのような大きい会場で全員が同じ動きをしているのは壮観です。
ただ、狭くて殆ど動けません。
わたしは、ゆずのライブに関しては「アリーナの前方」より、最初のラジオ体操が思いっきりできる場所を「アタリ」と考えています。
ラジオ体操を気持ちよくできたライブはとても楽しめます。
大阪城ホールの関係者席の近くや、代々木第一体育館1階の端の席がアタリでした。
自分では選べないので運だのみですが。
コロナ禍で行われた有観客ライブは着席観覧ときまっていました。
そのためラジオ体操も座ったままの着席タイプの体操でした。
盛り上がりに欠けるけど、ご時世だから仕方ないですね。
うちの息子は子どものころ、音楽ライブはラジオ体操から始まると思っていました。
ゆずのライブに参加していたからです。
オールスタンディングのライブやモッシュ・ダイブのあるロック系のライブはとくに、ラジオ体操から始めたほうが楽しめるのでは?と思います。
いやいや、今後ライブのあり方もかわるだろうし、どうなるかわかりませんね。
「何があっても動じない」テレビ体操はそのままでしょうけれど。
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