【Re:スタートライン 1963-1970/2023】@京都国立近代美術館 日本の現代美術デビュー時を見るような展覧会でした。

Re : Startline

観光客でいっぱいのアツい京都市内。お天気がいい中ロームシアターでのクラフトイベントあり、美術館では見ごたえある展覧会ありの岡崎でした。

目次

Re:スタートライン1963-1970/2023

京都国立近代美術館は東京国立近代美術館の分館として1963年にオープン。
開館時の展覧会「現代絵画の動向」は、日本の現代美術の若手作家を紹介する展覧会。
翌年から「現代美術の動向」とタイトルを変えて1970年まで毎年開催されました。
Re:スタートラインは、その9回の展覧会に関するアーカイブ資料の展覧会です。
作品はもちろん、記録写真、当時のパンフレットや書簡などなどが展示されています。
現代「絵画」の動向から現代「美術」の動向と、1年でタイトルが変わった事が、日本の1960年代は絵画・彫刻等という形式のボーダーがなくなりつつある時代だったことの象徴ですね。
今は漫画やアニメなどサブカルチャーと美術工芸のボーダーもなくなりつつあります。
人間とロボット(AI)という、作り手のボーダーさえもなくなりつつあります。
時代はどんどんかわってゆくのね。

「現代美術の動向」は、まだまだこれからのピチピチの若手作家をとりあげる展覧会だったそうです。
現在大御所の先生方が駆け出しの若手として出品しておられます。
今となっては教科書に載っている美術動向が「こんな傾向の作品が出てきた」って紹介されています。

ドラマ「おくさまは18歳」の再放送を見ていたら若~い松坂慶子が転校生役で出てきてびっくりしたみたいな感じ…いや、全然違うか…。
現代美術がおもしろくなってゆくスタート時期を振り返る、興味深い展覧会でした!
(なのにめちゃくちゃ空いてて見やすかった)

Re:スタートライン
会期:2023年4月28日(金)~7月2日(日)
時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで。金曜日は20時まで開館)
休館:月
料金:一般 1200円、大学生 500円 高校生以下、18歳未満無料

京都岡崎Tsumugu Fes

5月27日(土)ロームシアター京都周辺、蔦屋書店敷地内にてアート&クラフトのイベントが開催されました。

ロームシアターにある蔦谷書店の前で。

二条通りに面して飲食のテントが並び、その裏に雑貨のテントが並んでいました。
完成度の高い商品を扱うお店ばかりです。
わたしの目的はSpica Mikaさんの店。

木陰のお店

国内外の古い紙ものや切手などを原寸大で手作業でコラージュした原画をもとにレターセットやカードなど紙雑貨を作る作家さんです
蚤の市のアンティーク雑貨ブースを思わす小さいお店。

手間のかかったコラージュの商品たち

足で集めた材料を、商品の大きさにあわせて原寸大でコラージュするという手間のかかった紙雑貨たちです。
印刷されている原紙も味わい深い特殊紙ばかり
めちゃくちゃ凝っています。
彼女を通すとどんな材料も独特の品の良さを備えたおしゃれ雑貨となるのです。
紙だけでなくコラージュを布にプリントした小さなバッグもあります。
裏地までかわいくて、使うあてがないのに欲しくなるのがモンダイである~。

今回、原画を入れた小さな額が初登場しました。
Instagramで見て、いいなあと思っていた作品を1点購入。
なんと1300円でした。
なんでそんなに安いのかと聞くと、額がめちゃくちゃ安物なんです…とのことですが、塗装して絶妙のレトロ感を出してあるし、そもそも作品が安いじゃないか。
手間かかってるのに…申し訳ない。
Tsumugu Fes、また秋に開催されるのかな。
たのしみです。

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