常連客・ママ・バイトの味わい深いトークライブ「スナックちさき」で笑い続ける

ミナミのスナック街にあるテイのスナックちさき。よしもと漫才劇場のいいライブみつけた！（配信で見ましたが）

スナックちさき

ママ（天才ピアニスト竹内さん）のスナックに癒しを求めて集まる常連さんの会話で成り立つライブ。
ムード歌謡をバックにお店の紹介ナレーション。
赤いワンピースのママが看板を出して開店。
追い風が吹いていたのに遅刻してきたアルバイトのりえちゃん（オーサカクレオパトラ）が出勤。
りえちゃんはウケるとき叩く手の幅が広い。
「間口と手は広い方がいい」そうです。
黒いワンピース姿のりえちゃんに「葬式帰りか？」と昭和の課長みたいな声かけをする常連橋本さん（隣人）来店。
橋本さんはお土産に豚まんを持ってきましたが、551は行列ができてたから802で購入。
ママ・りえちゃん「ＦＭやん」
昭和の課長休日ファッションで現れた常連安場さん（丸亀じゃんご）。
お土産の大きな紙袋の中には龍角散ダイレクトの個装が２本だけ。

【第3類医薬品】龍角散　ダイレクトスティック　ミント　16包

くるくるパーマ頭で胸にマジックで描いた胸毛を蓄え、「RIDE ON TIME」冒頭を歌いながら来店したのは井上ヨウスイロさん（ダブルヒガシ大東さん）。
お土産は「少年時代」のレコーディングで使ったマイク。
達郎の歌はなんだったの？

少年時代 (Remastered 2018)

スーツケースをゴロゴロ引いた大きな女性は遠山さんの奥さん（ビスケットブラザーズきんさん）。
「ダンナがお世話になって…」お土産は「アイスをすくうやつ」即ちスプーン。
客席は職業体験の人たち。
常連ががひと暴れしたところで、トークテーマのメニューがスクリーンに映し出されます。

親の話

橋本さんの親の話

ご両親の出会いは大学の軽音楽部ライブ。
ガールズバンドに所属していたお母さんは「女KISSのドラム」
お父さんはロックのコピーバンドのギタリスト。
橋本家には昔の赤いアロハがいっぱいあります。
お父さんは「着たかったけどお母さんが好きじゃないから着れなかった」
お母さんは「わたし、あんまり好きちゃうかってんなぁ」と言っておられる。
「ふたりともそんなこと覚えてるんや」と知った橋本さんは「結婚した（い）～！」と思ったそうです。
みんな「ええ話や」って言ってます。
親世代のわたしは「そんなちょっと前のことぐらい覚えてるよ」と思いますが、子ども世代の橋本さんたちにしたら親の学生時代は果てしない昔なんですね。
世代間ギャップ～！芸人さんたちが遠くにいってしまった気がしました。

遠山さんの奥さんの親の話

お父さんが「酒、たばこ、ギャンブル、全部しません」と言うから結婚したのに、結婚後全部やったそうです。
ロン毛のセンター分けがかっこいいとおもっていたら、はげたそうです。
最近ギターを習い始めたお父さんの発表会（野外ライブ）を見にゆくと…
ドラム１人、ベース１人、ギター12人のバンド。
ギターが多すぎて舞台からはみ出てる人もいたとか。

安場さんの親の話

ご両親はお見合いの初回同士で結婚されたそうです。
お父さんは50越えてからアイドルにハマって追っかけしながら只今67歳。
新幹線で遠方のコンサートに行き、夜行バスで戻って会社に行く。
実家の安場さんの部屋は現在お父さんの部屋になっています。
たまに実家に泊るとベッドのところに「〇〇ちゃんLOVE」と描いた手作りうちわが。
本気度を感じて、エロ本が置いてあるより嫌なんだって。
「青春やな～」とみんな。

井上ヨウスイロさんの親の話

お父さんの格闘家・大東旭は只今家でハミゴくらっておられます。
孫の写真とたまに自分の写真をインスタのストーリーにツブであげているそうです。
孫の幼稚園まで写真を撮りに行くので、妹さんから「shiねやこいつ」などと罵詈雑言を浴びるお父さん…かわいそうでは？

りえちゃんの親の話

「りえちゃんの親は…あれか？」と橋本さん。
「生きてるわ！」とりえちゃん。
りえちゃんのご両親は合コンで知り合って結婚されました。
お母さんは同僚と二人で、お父さんは弟と二人で参加し、カップルが二つ成立！
結婚の決め手は「お父さんが味のある顔してる」ことだったそうです。
お父さんは60歳でダーツをはじめました。

ちさきママの親の話

ご両親とも先生で、職場結婚だそうです。
みんなが「学校で職場結婚はやらしい」って言ってましたが、これは先生界あるある。
お父さんは定年退職後「木のおもちゃを作りたい」と学校に入学。
若い子に混じって青春しておられるそうです。
「おとんのストーリーは木のスプーンばっかり」なんだって。

これみんな知ってた？

りえちゃんがエスカレーターについて発表

「エスカレーターの手摺とステップは動くスピードが違う」
短いエスカレーターではわからないけど長堀鶴見緑地線のような長いエスカレーターに乗ると手が先に進むのでよくわかるんだそうです。
「大阪市でこれに気づいたんはわたしだけ」とのことでした。

安場さんが食品の香りについて発表

「クロレッツ（ミントの粒ガム）を2時間噛んだ後、紅茶花伝を少し口に入れて鼻で呼吸するとヒラメの刺身のにおいがする」
安場さんが大学時代からずっと思っていたこと。
「クロレッツは白ワインが合うんかな」という意見が出ました。

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「気色の悪い！」と食品衛生に厳しいりえちゃん。
おにぎりとか赤福（餡に指の形がついてる）が気色悪いそうです。
「赤福なんかマシーンで作って最後だけ手でペッペッてやってる（指の型つけてる）かもよ」という意見も。

職業体験の子（会場のお客さん）のお悩みを聞く

好きな食べ物「しゃぶしゃぶ」と言うと笑われる。可愛い食べ物おしえてください

全員「しゃぶしゃぶ」のどこがあかんのか、と不思議がる。
この悩みを出した若い女性に「しゃぶしゃぶ」と言ってもらう。
かわいい。ええやん。ということで、解決。
解決したので橋本さんが中華鍋でアテ制作。
出来上がったのがミックスナッツときいて常連客たちが舞台上を往復しながらずっこける。

整形するならどこをどうしたいですか？

「この質問ようされる」とりえちゃん。…失礼な。
りえちゃんはシミ取り希望。
何発撃たなあかんねん。乱射せなあかん。シミ取りランボーや…失礼な。
ヨウスイロさんは鼻。
安場さんも「唇より低い」鼻。
橋本さんはアゴを削ってうしろに移動させたい。
現在ヒゲでシェーディングしているそうです。
ところで橋本さんそっくりのお母さんは「ヒゲなしのわし」なんだそうです。
一通り出たところでりえちゃんが中華鍋でアテ制作。
ミックスナッツが出来て常連客たちが舞台上を往復しながらずっこける。

食欲がなくなる暑い時のご飯についてアドバイスください

「（暑いと食欲が）なくなるもんなんか？」と遠山さんの奥さん。
ヨウスイロさんはコロナで牛丼、扁桃炎でハンバーグ。病気でも食欲はなくならない。
ママはそういう時を痩せるキッカケとする。
安場さんはあっさりしたソーメンとかにいかに栄養をつけるか考えたらええんちゃうか？
と真剣に考える。

りえちゃんが「中学生のとき１回夏バテしたことがある」と発言。
中学生が夏バテするなんて「最年少や」とみんな。
「ギネス載らしてもらって」とりえちゃん。
「判定員来たやろ」とママ。
「そう。パッてハテあげて」…「旗」と「バテ」が混ざって「ハテ」になりました。
たった２文字を噛んだ「ハテ」がツボに入った遠山さんの奥さんはず～っと笑っている。
「ソーメンのバリエーションを食べてください」と答えが出たのでママがシェーカーを振り、できあがったのは「水」でした。

遠山さんの奥さんが笑い続けたまま閉店時間になりました。
みんな帰ったあと、ママが遠山さんの奥さんを「ハテあげゲームせえへん？」と電話でアフターに誘います。
橋本さんが戻って来て、店じまいをするりえちゃんに
「もしあれやったらりえちゃん、わしとアフター行く？」
「行きません」きっぱり断られてます。
橋本さんが白旗をあげて暗転。
スクリーンに「今日は来てくださってホンマにありがとう」とママのライン画面が映りました。

むかし父が毎週見ていた、岡八郎と花紀京が食堂？で飲みながら会話するだけの番組を思い出しました。
わたしも毎週楽しみにしていました。
爆笑はないけれどず～っと笑って見るあの感じーーー。