自分が作る側だったら、これでいいんだろうか？
キリンビバレッジ ジャイブ NOMO缶
1995年、プロ野球の野茂英雄選手が近鉄を退団し、メジャーリーグに挑戦。
「うまくいくわけない」という世の中の声をものともせず、ロサンゼルス・ドジャーズで大活躍しました。
なまえ通り「英雄」です。
その活躍が発端なのか、もともとあった企画なのか、JIVEに「アメリカンブルー」という味が出ました。
CMキャラクターは野茂選手で、缶にもNOMO（野茂）が印刷されていました。
マットなメタリック地を残した缶にブルーのグラデーション、真ん中にトルネード投法のNOMOが粗目の白黒アミ点で入っています。
めちゃくちゃかっこいい！
通常缶コーヒーは飲みませんが、自動販売機でこの缶を見て買ってしまいました。
空き缶は洗ってずっと事務所に飾っています。
いつ見てもかっこいい、25年経ってもかっこいい缶。
日本コカ・コーラ GEORGIA 明日があるさ缶
これも20年ぐらい前の缶です。
近所の自動販売機でおもしろいなあと思って買ったものです。
吉本オールスターズがGEORGIAのCMをしていたと思います。
もちろん歌も歌っていて、ラジオでもよくかかっていました。
当時（も）人気だったダウンタウン、ココリコ、ロンドンブーツ1号2号などの中堅若手と、間寛平さん、花木京さんのようなベテランもいました。
今だったら誰がこのメンバーになるだろう。
メインは千鳥、かまいたち…いや、今もダウンタウンでしょうか。
この缶は「いつ見てもかっこいい」とは思っていないのですが、お笑いグッズとして置いています。
日本コカ・コーラ コカ・コーラ缶
前出２つはスチール缶ですがこちらはペコペコのアルミ缶。
数年前、子どもが飲んでいた缶のデザインがあまりにかっこよくて、ゴミをもらいました。
今もこのデザインの缶は流通しているのではないでしょうか。
コカ・コーラはロゴも基本色も瓶の形も完璧なので、何をしてもだいたいかっこいい。
この缶は、赤ベースにコカ・コーラ瓶の形の抜き（に緑が刷ってある）が３つあります。
ひとつは抜いてあるだけで柄なし。
そのとなりは白でコカ・コーラのロゴ入り。
そのとなりは白ロゴ、半分コーラがはいっていて白ライン（または塗り）で泡。
いつみてもかっこいい。
円明寺マーケット チラシ
わたしが育った町、京都府乙訓郡大山崎町にあったスーパーマーケットのチラシです。
そこに実家があったころ、「まだこんな古典的なチラシ出してる」と思ってファイルに保存しました。
当時わたしはファンシー雑貨の企画担当ＯＬで、このチラシネタで何かできないかと計画したのですが、上司に即却下されました。
こんな柄のノートとかトートバッグがあったらかわいいと思ったんだけど…。
チラシは当時のファイルにいれたまま、今も引き出しに入っています。
ベルマーク一覧表 2004年版
子どもが小学生のとき、学校でもらってきたものです。
めちゃくちゃかわいい！とずっと壁に貼ったまま長いこと経ち、色褪せてきました。
こんなネタで絵を描きたいとず～っと思っていて、ちょっとずつ材料を作っています。
できあがるまでに死ぬかも。
本当は捨てるものなのに
缶飲料のあき缶、チラシは用がすんだら処分するものです。
パッと見ておいしそう！と買い、飲み終わったら空き缶を処分する。
パッと見て興味を持ち、中身を読んで情報を得たら処分する。
日々消費するもののデザインには、「躊躇なく処分できる」という事も大切な要素だろうと思います。
テーマパークのお土産菓子や贈答用のお菓子のパッケージなら「ずっと置いておきたい」デザインがいいと思いますが。
わたしが長年置いている缶とチラシは、どれもとっくにリサイクルされて他のものになっていたはずです。
モノの一生を止めてしまっている感じ。
作った人にごめんなさい。です。
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