「TOUKA」ー透過ー 玉木芽亜琳×今井玲奈 二人展を見ました。

空堀の古い町並みの中にある「ギャラリーそら」で爽やかなガラス展を見てきました。

目次

近畿大学文芸学部芸術学科ガラス専攻の4年生

先週はガラス専攻の学生によるイラスト展でしたが、今回はストレートにガラス展です。
彼らの大学生活最後の展覧会です。
かわいかった1年生があっというまにりっぱな4年生。

玉木さんの繊細でカラフルな作品

ギャラリーに入ってすぐ、漂流ゴミをかたどった色とりどりの吹きガラスのオブジェが揺れています。
天井から吊るされているので、風が吹くとガラスがぶつかり合う音がするそうです。
影もきれいです。

写真が悪くてごめんなさい

白い空間での立体作品は、光と影の影響で時間ごとに表情がかわります。
この作品も夜になると昼間とは違う色が見られるそうです。
風や光という自然環境で姿がかわるのは、ガラスのおもしろさの大きい部分かなと思います。

反対側に置いてある、袋が重なるオブジェは形がおもしろいし、やっぱり色が美しい。
大学での展覧会時は台座の上に展示してありましたが、今回は床に直置きされています。
床に直置きの方が作品が生き生きしています。
展示方法、あたりまえだけど、だいじですね。

床にじか置きがすてきなオブジェ

奥の展示室には、オブジェよりだいぶ厚手のガラスコップが展示されていました。
お買い物の人が集まっておられたので撮影できませんでしたが、
こちらもセンス良き玉木さんらしく色とりどりで楽しい。
よく売れていました。

花生け

今井さんの少しクラシックで重厚感がある作品

海の生き物がテーマの作品。
型に流し込んで成型するキャストという技法と、吹きガラスを組み合わせて作っているそうです。
彩色は油絵具。

床置きのオブジェは貝殻などかたどった装飾的で重厚感のあるキャスト部分と、
シンプルな透明吹きガラスのギャップがおもしろい作品です。
壁かけの平面的な作品も同じモチーフで作られており、クラシックなヨーロッパ絵画のようでした。

色のついたところがキャスト、透明部分は吹きガラス

ブルーのシンプルなコップと花生けは、オブジェと比べて肩の力が抜けているのか、
動きがあって自由でとてもすてきです。

わたしが行ったとき彼女は在廊していましたが、このあと院試受験で東京に行くと言っていました。
肩の力抜いて、合格してほしい!

全員応援しています

学校でアルバイトをすると、たくさんの学生さんとかかわりますが、当然みんな卒業していきます。
制作を続ける人あり、別の道をゆく人あり。
全員を心の中で応援しています。
直接はなにもしてあげられないけれど。

玉木さんInstagram  https://www.instagram.com/__mea______99s/ 

今井さんInstagram  https://www.instagram.com/rena07_glass/

2022.2.10(木)~2.14(月) 13:00~19:00

あべのハルカス近鉄百貨店 バレンタインショコラコレクション2022

「あなただけの推しチョコがきっとみつかる」というイベントに行ってまいりました。
チョコレートを買いに行ったのではありません。
バレンタインイベントのショッピングバッグに、アルバイト先のゼミ3年生のデザインが採用されているのを見に行ったのです。

「推し」テーマでのデザイン提案作品全てが展示されています。
展示スペースがイートスペースになっており、カップルたちがその前でチョコレートを食べているので、じっくり見ることができませんでした。

採用デザイン(上段)ブースだけ、やっとあきました

イベント会場は、このご時世にもかかわらず前に進むのも困難なぐらい混んでいました。
チョコレートを買った人はみんな学生デザインのショッピングバッグを持っているのです。
学生にとっては勉強になるし励みになるし、すごいできごとです。

採用デザインはおしゃれすぎず、ダサくなく、幅広い人に好まれそうなデザインです。
お客様もきっと違和感なく気持ちよく使えたのではないでしょうか。
産学連携は、学生には(勉強になって)よし、大学には(宣伝になって)よし、百貨店には(宣伝になり、デザイン費が浮いて)よし、お客様も喜んでいれば四方良しのいいシステムです。

新世界を通って帰る。

天王寺駅があまりにも混んでいたので、新世界を抜けて地下鉄の動物園前から帰りました。
新世界はいつ通っても「新たに発見した土地」ならぬ「新たな発見のある土地」です。
射的屋さんから大人の「ぎゃ~!」って叫び声が聞こえていました。

PVアクセスランキング にほんブログ村

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次