アインシュタイン河井さんのトークライブ「声、枯れるまで。」 はじめてよしもと有楽町シアターで観覧。

アインシュタイン河井トークライブ「声、枯れるまで。」

アインシュタイン河井さんが2015年から続けておられるトークライブ東京初開催。
たっぷり1時間が、すぐ終わってしまいました。

目次

アインシュタイン河井さん

漫才コンビアインシュタインのツッコミ担当。
貧乏な育ちからはいあがったパーフェクトな人というイメージもあります。
2015年からひとりでトークライブを続け、会場が大きくなってゆき、数年間NGKで開催しておられましたが昨年はできず。
やらないとサボるので、これからは定期的にやってゆきたいとのこと。

よしもと有楽町シアター

有楽町駅前の古いビルの2階。
有楽町の駅を降りたら夕方だったので、外観からもういい感じです。

夕暮れのよしもと有楽町シアター

もと映画館らしく、チケット売り場もロビーも劇場内もめちゃくちゃ映画館。
この劇場、大好きです!

映画館を居抜きで劇場に。

声、枯れるまで。

「当日券は完売しました。オンライン配信は発売中です」と表示してありましたが、わたしの両隣をはじめとしてチラホラ空席が。
流行り病がまた盛り上がってきているので、欠席が多いんでしょうか。

河井さんはチャコールグレーのセットアップ、白いシャツに濃紺ネクタイと、古い映画館にぴったりの衣装で登場。
もちろんブレザーは途中で脱いでおられました。

年齢に中身が追いつかない話

ライブの3日後に42歳になるけれど、中身はずっと中学生時代からかわらないそうです。
「やったらあかん」ということがやりたくなる。
銀行や市役所で順番待ちの発券機から、とらなくていいのに券をとりたくなる。
先輩にごちそうになって良い話を聞かせてもらっている時に変顔をしたくなる。
テーブルの上の水を倒したくなる…などなどなど。
ある日激混み電車で気分が悪くなり、降りる駅ではないところで一旦降りたそうです。
降りた車両の隣の車両はすごくすいている。
急いでそちらに乗り移ると、ロング缶を持った作業着姿のおじさんがべろべろに酔って乗客に絡んでおられたそうです。
だから空いていたのか…。
離れたところに座ってチラチラ見たりしていると、急にそのおじさんが河井さんのところにやってきて
「あれ?同じニオイがするな」
と言ったそうです。
マジで?見破られてる?「あれは何年後かのぼくなんでしょうね」とのことでした。

老化がとまらない話

YouTubeシュタインで河井さんの劇場合間を紹介した動画があります。
作家さんとふたりでノープランで撮影に臨まれたそうです。
お昼ご飯食べにいつもいくお蕎麦屋さんへ。
河井さんが撮影許可交渉をしました。
お店の方が「ダイアンは映りますか?」とおっしゃったそうです。
「……映らないです」
「そうなんですか?ダイアンは映らないんですか」
漫才コンビ・ダイアンと間違っておられるのかと思い、「アインシュタインは映ります」というと
「え?ダイアンは映りますよね」
「ダイアンは映りません。アインシュタインが映ります」
というやりとりをしばらくすると、お店の方がイラっとして「お店の名前です!」とおっしゃったそうです。
お蕎麦屋さんの名前が「大庵」。
しょっちゅう行っているのに名前が頭に入っていなかったそうです。
わたしもしょっちゅう行ってる店の名前覚えてない事、よ~くあります。老化です。

漫才劇場出番のとき、事務所に水をもらいにいったそうです。
入ってすぐの冷蔵庫に水が入っています。
事務所に入ると久しぶりのスタッフが何人かおられ、そちらを向いたまま挨拶をしながら冷蔵庫の扉を開けようと思ったら手にやわらかい布の感触が。
女性の胸を触ってしまった!と慌てて「あっ!ごめん!」と謝ると、冷蔵庫にかけてあった布製ティッシュケースだった。
こんな位置に胸のある女性がこんな場所に立っているわけがない…。

新幹線で名古屋駅につく直前、トイレに行きかけたけれど、名古屋駅を出てから行こうと思いなおしたそうです。
窓側に座っていた河井さんの隣に、掛け布団ぐらいでかいコートを着た男性が座り、即テーブルを倒してお弁当や飲み物を開かれました。
あと1時間、我慢しようかなあ…と思うとよけいに行きたくなり、全神経を集中して栓をする。
我慢できなくなってトイレにいくことにし、「すみません」と通してもらうタイミングで隣の人の顔を見たらデューク更家!
ここで客席から「ひぇ~」と悲鳴のようなオドロキの声が。
河井さんはびっくりして、「デュークや!」と言いそうになったけど絶対に言ったらダメ。
トイレ我慢に全神経を集中していたのに、急に口に栓をすることに神経を配らねばならなくなり、トイレ我慢の栓がゆるんでちょっと出てしまったそうです。
ここで再び客席から「ひぇ~」と悲鳴のような声が。
客席の反応もおもしろい。

ホクロが気になる話

「ホクロを取りましょう」というロケがあったそうです。
河井さんの特徴であるミケンのホクロを。
その時はM-1の最中だったし、顔が途中でかわるのも、もしかしたら運勢が変わるのもいやなので勘弁してもらったそうです。
河井さんのことを知っている人はもうホクロにも慣れているけれど、知らない人は気になるみたい…というエピソード。

なんばの劇場の合間にショッピングモールを歩いていると、前から幸せを絵にかいたような親子が。
キラキラの妖精になった3歳ぐらいの女の子がドレスを着てティアラをつけて手には星がついた魔法のステッキ。
カフェの方に行き、魔法のステッキで見本のパンケーキを指して「おいしくな~れ~」
雑貨屋の方に行き、魔法のステッキでくまのぬいぐるみを指して「大きくな~れ~」
なんてかわいいんだろうとみていると、その子が河井さんの方に走ってくる。
あまりにかわいいのでしゃがんで「こっちおいで~」と手を広げると、
やって来て魔法のステッキでほくろを指して「小さくな~れ~」と言ったそうです。
鋭い妖精です。

サッカーワールドカップ観戦の話

ドイツ戦の日、サッカー経験者・吉田たちのこうへいさんに梅田のサッカーbarに連れて行ってもらったそうです。
マスターはピース又吉さんの同級生。
サッカー経験者の猛者ファンが集まる店です。
こうへいさんチームはヒガスミとっきょん(元大阪選抜)、ヘンダーソン中村さん、河井さん。
店内の一般ファンは中村さんと河井さんだけだったそうです。
河井さんはカウンターの末席で観戦。
試合中は誰も一言もしゃべらず真剣に観戦するそうです。
ドイツに勝った瞬間はさすがにワ~ッ!と声があがり、乾杯をすることに。
全員本気なので「中から日本を応援」するため日本酒か焼酎を飲んでいたのに河井さんだけよりによってその時ドイツの代表的飲料ビールを飲んでいました。
予想通りヘンな空気に。
ここで中村さん唯一のギャグを使って「ゆずるさんだけビールじゃないですか。もう、ダメだな~」と言ってもらえば少し場が和むかと思って中村さんに目配せ。
中村さんは「わかりました」と言って
「マスター、ゆずるさんにビールおかわりください」
さすが中村さんです!

平和でしあわせ

アインシュタインだけあって、河井さんひとりでも平和な笑いでした。
ありとあらゆる日常の些細なこと、俳句でいうところの「ただごと」中心のお話でした。
なんてことない話でもプロがしゃべるとおもしろい。
劇場もすてきだし、また来たい!と思ったのでした。
古い都会、有楽町もおもしろい。

有楽町駅ガード下の柱。なにこれ。

終わりがけに河井さんが「3日後にちょっとしたお知らせがあるのでよろしくお願いします」と言っておられました。
果たして3日後、そのおしらせは児童養護施設への寄付についてでした。
河井さんが個人的に続けておられたようですが、こどもたちの独り立ちを応援するため継続的に支援したいってことで、堀江の洋服屋さんとチャリティープロジェクトを立ち上げられました。
子ども時代の貧乏経験がこういう形になるとはすばらしい。
長く続きますように。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • リビさま
    有楽町シアター素敵な劇場ですねー😊
    河井さんのトークライブも東京開催で完売ですか✨✨✨

    年齢を重ねると、時が経つのが早く感じるのはトキメキが無くなるからと聞きました。
    河井さんは毎日をそんなふうに楽しんでいる(?)から、お若いのかもしれませんね💕

    • リンゴとコトリさま
      コメントありがとうございます。
      トキメキかぁ…。
      楽しまなければですね!
      どきどき。

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